2005年国勢調査による東京都の人口は、前回2000年の調査時に比べ約50万人増加していることが15日、都の発表で明らかになった。前回調査と比較すると、年少人口(0−14歳)、生産年齢人口(15−64歳)は微増だが、老年人口(65歳以上)が2割以上増加していることも分かった。

 05年の国勢調査結果にもとづき、総務省統計局が06年10月13日に確定値として公表した都の人口は1257万6601人で、前回調査に比べ4.2%、51万2458人増えた。増加数が最も多いのは江東区の4万4005人で、次いで練馬区の3万4207人、江戸川区の3万3991人の順。都心3区の増加率が著しく、中央区35.7%(2万5873人増)、港区16.6%(2万6463人増)、千代田区15.9%(5743人増)と、いずれも15%を超えた。

 人口を年齢区分別にみると、年少人口は11.3%(142万4667人)、生産年齢人口は69.1%(869万5592人)、老年人口は18.3%(229万5527人)となった。前回調査と比べると年少人口が0.3%(3748人)、生産年齢人口が0.1%(9714人)と微増だったが、老年人口は20.2%(38万5071人)と大幅に増加した。【了】

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東京都(「平成17年国勢調査確報結果概要」)