JFL7クラブに“J3ライセンス”交付! 首位高知ら声明「限界突破するほどの情熱を注いだ先にしか成し得ない事がある」

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24日、日本フットボールリーグ(JFL)の複数クラブが申請する「2025シーズンJ3クラブライセンス」に関し、判定結果が公表された。

これを受け、高知ユナイテッドSCとクリアソン新宿の2クラブについては、代表者名義で声明。各方面への感謝を綴っている。

2024シーズンのJFLからは、高知ユナイテッドSC、栃木シティ、ラインメール青森、ヴェルスパ大分、レイラック滋賀、ヴィアティン三重、クリアソン新宿が「J3ライセンス申請組」に。

結果、この7クラブとも今回「J3ライセンス交付」と判定された。新宿については昨年同様、施設基準が不十分なものの、今年もホームタウンの特性を鑑みての交付だという。

そうなると、気になるのは今後。

成績面では「2位以内(※)」がJ3リーグ入会への最低ラインとなるなか、順調なのは首位高知、そして2位栃木C。高知が頭ひとつ抜け、2位栃木Cも高知を追い上げ中である。

(※)J3入会審査クリアを前提とした場合、優勝なら自動昇格、2位なら入替戦へ

一方、3位青森、5位V大分、6位滋賀、7位V三重は踏ん張りどころか。3位青森が残り9試合で2位栃木と勝ち点「7」差。14位新宿は残留争い中で、2位以内の確保が消滅している。

また、最終的には「入会審査」をクリアする必要があり、「ホームゲーム(HG)1試合平均入場者数2000人/累計3万人」「年間入場料収入1000万円」が項目に。「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いこと」も要素となる。

“平均2000人”については、当初厳しいと思われていた首位高知が9月1日の1万人超動員で一気に壁をブチ破り、同時に“入場料1000万円”到達も確実であることが想像に難くない。

また、滋賀も現段階で平均2000人を超え、現状平均1818人の栃木Cは、ホーム最終戦(11月17日)を「カンセキスタジアムとちぎ」へ会場変更。2000人を見据えた措置なのは明白だ。

JFLはすでに終盤戦へ突入し、首位&2位を含めた7クラブにJ3ライセンスが交付。いよいよ、緊張感張り詰める佳境の秋へと入っていく。

◆高知ユナイテッドSC 声明

代表取締役社長 山本志穂美

「この度、Jリーグ理事会審査にて、J3クラブライセンスの交付を頂きました」

「社長就任から5ヶ月、スタッフ・選手たちと共に1日1日を大切に準備して参りました。高知家一家として、我々を支え応援して下さる株主の皆様、スポンサー企業、高知ユナイテッドSCを応援する会の皆様、自治体、サポーター、そしてボランティアの皆様に心から感謝申し上げます。限界突破するほどの情熱を注いだ先にしか成し得ない事がある。残9試合クラブ一丸となり感謝を込めて歩みます」

◆クリアソン新宿 声明

代表 丸山和大

「本日9月24日、Jリーグの理事会にて、クリアソン新宿に昨年に引き続きJ3クラブライセンスが交付されました」

「Jリーグ、JFA、JFL、関東サッカー協会、東京都サッカー協会、新宿区サッカー協会、新宿区、クリアソン新宿のパートナー、応援いただいているファンの皆さま、新宿をはじめ、クリアソン新宿と関わっていただいている多くの皆さまに、心より感謝申し上げます」

「今年こそは悲願のJ3昇格という想いで準備をしてまいりました。6月にはホームタウン新宿にある国立競技場で平日夜の開催というチャレンジに、16,480名とJFLの歴代最多観客動員数を更新するなど、観客数の観点でもクリアソン新宿史上最多を更新する見込みで進めております」

「一方で競技成績の方で思うように結果を出すことができず、厳しい現実と向き合っております。それでも、東京23区というエリアから、先人の皆さまが作り上げてくださった素晴らしいJリーグという舞台に新しい価値を創出できるよう、引き続き、全力でサッカー界の発展、社会の豊かさに貢献できるよう、精一杯精進してまいります」

「この度は、本当にありがとうございました」

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