9月22日、南アルプス茶臼岳付近を登山中の男性(75)が行方不明になった山岳遭難で、警察は山中の沢で心肺停止状態の男性を発見しましたが、その後、死亡を確認したと、24日午後発表しました。

死亡したのは、福島県福島市に住む無職の男性(75)です。警察によりますと、男性は単独で9月18日から9月20日に静岡県内の南アルプスで登山する旨を家族に伝えて出かけたものの、20日に「きょう茶臼小屋に泊まって、あす下山する」と家族にメールで連絡を取ったのちに音信不通となり、家族が22日に警察に相談していました。

警察などが捜索していましたが、23日午前に山中の沢で心肺停止状態の男性を発見、救助しましたが、その後死亡が確認されました。警察によりますと、男性はウソッコ沢小屋から北に200メートル付近にある沢に滑落したとみられています。

男性の登山歴は25年近くあり、提出された登山計画によると椹島から聖平を通るルートで登山を計画していたということです。