パルメイラスで成長するエステヴァン photo/Getty Images

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パルメイラスからレアル・マドリードへ合流し、先日のチャンピオンズリーグ・シュツットガルト戦でも得点を記録するなどポテンシャルを存分に披露している18歳のブラジル代表FWエンドリック。

まだレアルでは途中出場が基本だが、限られた時間の中で結果を出してくる決定力とメンタルの強さは実に恐ろしい。セレソンにも定着し始めているため、このままブラジル代表のエースになっていくのだろう。

ただ、そのエンドリックをも超える存在に化ける可能性があると期待されている者がいる。エンドリックと同じパルメイラスで育ってきた17歳のFWエステヴァン・ウィリアンだ。

すでにブラジル代表デビューも済ませているエステヴァンは、今年のブラジル国内リーグにて22戦9ゴール7アシストと圧巻の成績を残している。この得点数は現時点で得点ランク2位となっており、1位のフラメンゴFWペドロ・ギリェルメの11ゴールを追っている。ペドロは残念ながら左膝の靭帯を痛める大怪我を負ってしまったため、最終的にエステヴァンが得点王に輝く可能性もあるだろう。

エステヴァンは来夏チェルシーへ合流することが内定しているが、スペイン『SPORT』はブラジル国内でのパフォーマンスに限ればエンドリックをも超えるインパクトがあるとエステヴァンを絶賛している。右サイドから仕掛けるレフティーアタッカーのエステヴァンもまた、新時代のセレソン・エース候補だ。

何かと混乱気味な現在のチェルシーで若手が順調に育つか疑問もあるが、エステヴァンが巨大な才能の持ち主であることは確かだ。最近のセレソンは苦しい戦いが続いているが、エンドリックとエステヴァンは未来への希望と言える。