ラグビーのパシフィック・ネーションズカップ決勝、フィジー戦に向け意気込みを語る日本代表の長田智希

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◆ラグビー ▽アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 決勝 日本―フィジー(21日、花園ラグビー場)

 パシフィック・ネーションズカップ決勝は21日、花園ラグビー場で日本―フィジー戦が行われる。日本代表は20日に試合会場で前日練習を行い、WTB長田智希(埼玉)が会見。「フィジーは個人の能力が高いチーム。15人がコネクトすることが大事」と、昨年のW杯8強の相手を警戒した。

 世界ランクは日本が13位、フィジーが10位と格上の相手。個々のスピード、ランスキルにたけ、昨年8月のテストマッチでも5トライを奪われ12―35の完敗を喫した。タックルを受けながらつなぐ「オフロードパス」を得意とするフィジーを止めるため、「ハーフヤード」というキーワードを共有し守備網の隙を作らない。長田は「コネクト(つながり)とコミュニケーション」の重要性を繰り返し説いた。

 「超速ラグビー」をコンセプトに掲げるエディー・ジャパン。15日の準決勝・サモア戦(49〇27)ではFB李承信(神戸)が巧みなキックパスでトライを演出するなど、戦術の判断や連携面でも成熟度は増してきた。昨年ジャパンデビューし、W杯も経験した長田。若手主体のチームで目指すタイトル獲得へ「昨年は僕個人がどういういいプレーができるか、ということを考えていたけど、今はこのチームでいかに一つでも多く勝てるかということを考えている。もっと(強みを)出していきたい」と頼もしく語った。

 

 ◆日本のパシフィック・ネーションズカップ

 ▽8月25日 カナダ戦55―28

 ▽9月7日 米国戦41―24

 ▽15日 サモア戦49―27