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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が19日、自身がパーソナリティーを務める、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)に出演。斎藤元彦兵庫県知事(46)の疑惑告発文書問題について言及した。

 県議会各会派は、きょう19日に開会した9月議会で補正予算案を審議し、成立後の夕方に不信任決議案を採決する。不信任案を提出後に各会派が賛成の立場で討論し、採決は夕方以降となる見通し。可決は確実な情勢で、斎藤氏は辞職・失職か議会解散の選択を迫られる。

 玉川氏は、斎藤氏の不信任案決議を受けての選択について「僕は、今までの流れから見て、失職じゃないかなとずっと思っているんですね。前提があって、2つあるんですけど、1つは斎藤知事が道理主義者であるということ。もう1つは、知事は出直し選挙をしても戻ってくることができると考えている。この2つの前提があれば、失職を選ぶんじゃないかなと僕は思っている」と推測。

 そして、「なぜかっていうと、不信任案が可決されて、議会を解散するということになると、解散で県議会議員選挙になるわけです。その時に、新たに選ばれる県議会のメンバーが大きく変わるとは思えないので、結局は議会でまた不信任案が出て、今度は半分でいい、ハードルが下がり、そうなると結局、失職しちゃう。だったら初めから失職を選ぶんじゃないかなと」と言い、「それで、失職と辞職の違いは何かというと、もう1回当選した時に任期が違うんです。辞職、自分で辞めた場合には、選挙で当選しても残りの任期の分しかできないんです。だから残りもう10カ月です。失職になった後に選挙をしてもう1度知事に当選して戻ってきたら任期4年なんです。これを考えると、わざわざ辞職をする必要がないんじゃないかなと思う。戻ってくると考えているのであれば」と説明。

 「さらに言えば、議会を解散しても結局は失職にいくということであれば、初めから失職を選んだ方がいいでしょってことになる。不信任案が可決した後、10日間、知事に選択の時間があるんですよ。10日間ずっと待って議会を解散しなければ自動的に失職になる」と今後の斎藤氏の選択を推察していた。