山崎育三郎がオーディエンスを熱狂の渦に 全国TOUR 2024『THE HANDSOME』ツアーファイナルライブレポートが公開
山崎育三郎が、6年ぶりのオリジナルアルバム『The Handsome』を引っさげて、2024年5月18日(土)神奈川・相模女子大学グリーンホールを皮切りに全国TOUR 2024『THE HANDSOME』を行った。
この度、ツアーファイナルライブレポートが公開された。
ライブレポート
9月10・11日、山崎育三郎が 全国TOUR 2024『THE HANDSOME』の東京公演を東京ガーデンシアターで開催した。
本公演は、山崎育三郎が6年ぶりにリリースしたオリジナルアルバム『The Handsome』を引っ提げて開催されたツアーで、1部はこの世で最もハンサムな詐欺師の人間模様を描いた10の楽曲が一つの物語を紡ぐ「The Handsome」のストーリーに沿って、まるで短編のミュージカルを観ているような構成となっており、2部は山崎育三郎のこれまでの楽曲やカバー楽曲を盛り込んだ山崎育三郎ベストをお届けした内容で、オーディエンスを熱狂の渦に巻き込んだ。
Photographer:山川哲矢
1部は、山崎育三郎が演じる結婚詐欺師”ハンサム“が、ヒロインにプロポーズ宣言をするオープニングから始まり、OKAMOTO'S楽曲提供による「神に生かされた俺」のイントロでステージの幕が上がる。幕が上がると華やかなステージの階段から”ハンサム“が登場し拍手が鳴り響き、豪華なバンドメンバーと、ダンサーによる圧巻のパフォーマンスをみせた。ヒロインへのプロポーズは失敗に終わり、”ハンサム“の人生を辿る楽曲が後に続いていく。
続いて、数々の音楽番組でも披露されたマハラージャン楽曲提供による「Witch GAME」は、ブラスとウッドベースが特徴的なアップテンポナンバーで一気に会場をヒートアップさせた。吉澤嘉代子楽曲提供による「メロディの続きを」は、ヒロインの心情を綴ったバラードナンバー。シーンが変わり“ハンサム”の荒々しさが表現されている「Land of covenant」「dammit」へと続く。大森靖子楽曲提供による「光のない方へ」では、ヒロインの狂乱な心情が描かれており、首を絞めるような苦しさが伝わる歌唱表現には度肝を抜かれた。
幾田りらとデュエットした楽曲「LIKE、重ねていく」は、“ハンサム”の幸せな妄想の時間をヒロインとの掛け合いで歌い上げ、思わず口ずさみたくなるようなポップな楽曲。いよいよ物語の最後を締めくくる、清竜人楽曲提供「Handsome boy」。印象的なピアノのメロディに「I’m the Handsome boy」とハンサムとして生きていくことを誓い“ハンサム”の物語の幕が閉じた。
Photographer:山川哲矢
2部は煌びやかなピンク色の衣装にチェンジして、山崎育三郎ベストが詰め込まれた山崎育三郎ワールド全開の2部が幕を開けた。
I LANDでは、客席に降りるサプライズの演出があり、お客さんから歓声が上がり山崎育三郎がハイタッチしながら客席を歩き、お客さんのボルテージは最高潮に。続いて、NHKのSONGSでも歌唱した「君は薔薇より美しい」を披露し、会場が一体感に包まれる。
MCでは、会場一杯のファンを饒舌なトークで笑いに誘い、全国27箇所30公演をまわり集まったファンの皆様へ改めて感謝の言葉を伝えた。
途中、子どもが泣き出すと童謡「にじ」を披露するサプライズな瞬間もあり、ファイナルならではのスペシャルなステージとなった。
Photographer:山川哲矢
今年1月から全79公演の主演を務めたミュージカル『トッツィー』のナンバー「裏切らない」では、曲の最後をロングトーンで歌い上げると会場からは大きな拍手が贈られた。
続いて、ミュージカル『ウィキッド』の「For Good」や、山崎育三郎が日本語版声優を務めた映画「美女と野獣」のナンバーや、NHK紅白や甲子園開会式でも歌唱した「栄冠は君に輝く」なども披露され、さだまさしの「いのちの理由」や、森山直太朗楽曲提供の「君に伝えたいこと」では、山崎育三郎の人生を振り返る写真や、事前にファンクラブ会員から募集した「あなたにとっての大切なお相手」の写真がスクリーンに映し出され、エモーショナルな演出になっていたりし涙ぐむ人もいた。
ライブもラストスパートで、山崎育三郎が司会を務める番組で鈴木雅之と共演し譲り受けた手袋を身に付け「め組のひと」をカバーし、続く「千年トラベラー」「僕のヒロインになってくれませんか?」「On your side」では、会場が一体になって踊るシーンもあり熱狂に包まれた。
Photographer:山川哲矢
拍手に包まれアンコールが始まると、現在TVアニメ『黄昏アウトフォーカス』のオープニングテーマとなっている最新曲「クランクアップ」を披露。東京公演で初披露され、ここぞ待ちわびていたファンから万雷の拍手が湧き上がった。
ラストは、山崎育三郎が作詞を手掛け、色んなチャレンジやエンターテインメントに挑む中で、応援してくれる・支えてくれる皆様のために、ずっと繋がっていたいという想いが込められて作られた曲「Keep in touch」で締めくくられた。
Photographer:山川哲矢
涙あり笑いありの約2時間30分の公演が終了し、令和(6)年、198(6)年生まれの育三(6)が、デビュー2(6)年目に、(6)年ぶりのオリジナルアルバムで全国(6)万人を総動員した”Handsome World”が終幕した。
Photographer:山川哲矢
11月23日(土)には、秋山竜次(ロバート)、幾田りら、氷川きよし(五十音順)がゲストとして登場する『THIS IS IKU 2024 日本武道館』が開催される。