初代タイガーマスク(佐山聡)

写真拡大

 初代タイガーマスク(佐山聡)が10日、前日9日に68歳で死去したライバルの「虎ハンター」こと小林邦昭さんを追悼するコメントを発表した。小林さんとは若手時代、メキシコ修業時代の盟友で、1982年からは抗争を展開。その後も組んだり戦ったりイベントに出演したりと、現在に至るまで公私ともに交友が続いていた。

 この日、弟子である新日本プロレスの4代目タイガーマスクから連絡を受けたという佐山は「今朝、電話が鳴り響いた時、嫌な予感がしました。体調が悪いのは、二週間前の電話の声で、わかっていました」と、訃報を受けた時のことを振り返った。

 「3日前掛けた電話の返信がなく、心配をしていたところ」だったといい、小林さんの死を知って「私は体が沈み込むのが分かりました」と、大きな衝撃を受けたことを明かした。

 2週間前の電話について「その時、『俺達、良い試合をしたなあ』と言うので、タイガーマスクでの試合の事かなと思い、私はその気で思い出を話すと、何と、小林さんは若手時代の事を淡々と意味深げに話すのです。五分位で疲れたトーンになって来たので、『元気になってメシ行こう!』『それじゃ元気で!』『元気で!』と言い合って電話を切りました」と、最後となってしまったやり取りを説明。

 「青春を共有した戦友 最高のライバル 思い出は沢山沢山あります」と、小林さんへの思いを込めた佐山は「小林さん有難う御座いました 初代タイガーマスク 佐山サトル」と、深く感謝していた。