ヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)Getty Images

写真拡大

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手はここまで138試合に出場し打率.323、51本塁打、124打点を記録。ホームランは両リーグ首位を独走し、2022年に自身が記録した62本塁打のア・リーグ記録更新にも期待がかかる。
さらに、今季のジャッジが視界に入れるのが2012年のミゲル・カブレラ氏(当時タイガース)以来の三冠獲得。12年ぶりの快挙達成に向けて熾烈な首位打者争いを繰り広げる。

■今季3度目の月間MVP受賞

ジャッジは8月に打率.389、12本塁打、24打点をマークし、月間MVPを受賞。5、6月に続く今季3度目の受賞となり、シーズンMVPも十分視界に入っている。
そんなジャッジは、8月の猛打で打率を.323に急上昇。4日(日本時間5日)終了時点でロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手の.339、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手の.328に続くア・リーグ3位につけている。
この3選手の“三つ巴”の様相を見せている首位打者争いだが、現在調子を上げているのが2021年に本塁打王の実績を持つゲレーロJr.。8月31日(同9月1日)のツインズ戦で3安打、翌日のフィリーズ戦で4安打の固め打ちで一気にこの争いに参戦してきた。
ジャッジにとっても、これまでウィットJr.を追う状況が続いたなか、急上昇を見せるゲレーロJr.は、12年ぶりのメジャー三冠に向けて不気味な存在ではある。終盤に差し掛かるなか、今季のタイトル争いの行方に注目が集まる。