ロッテに勝利し、小久保監督とタッチを交わす石塚(左)(撮影・柿森英典)

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 ◆ロッテ1―4ソフトバンク(31日、ZOZOマリン)

 ソフトバンクが逆転勝ちで連敗を2で止めた。同点の6回に石塚綜一郎が勝ち越しの2点打を放った。2位日本ハムが敗れたため、優勝マジックは17となった。試合後、小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。

 ―天候も不安な中、2回にすぐ追いついた。
 「そうね、まあ今日はカーター(スチュワート)やね。すごいいいピッチングをしましたし、初回ゲッツーで切り抜けられたのも大きかったね。最近の中で一番いいピッチングだったですね」

 ―石塚綜一郎が勝ち越し打。
 「あんな苦しいところでね。その前(1死二、三塁)の正木がちゃんと打てという話しなんで。1アウト三塁以上のバッティングはね、逆にチャンスなんですけど、そこでプレッシャーを自分で抱えすぎているのは感じますね」

 ―石塚は一度は2軍降格が決まっていたが、生き残ってチャンスをつかんだ。
 「打席の対応を見たら可能性を感じるので。育成から支配下になって、この1打席にという思いは、今いるメンバーでは断トツに上の方に感じますよ」

 ―近藤健介が打てばつながる。
 「苦しんでいますけど。苦しんでいても3割打っている人なので、あまりその辺は聞かなくでください」

 ―甲斐拓也が通算1000試合出場。
 「育成選手から支配下になって、日本を代表する選手になってまだまだ全然通過点の数字だと思うので。(走者が)三塁にいってもあのブロッキングですよね。最後(7回2死二、三塁)の小川のところとか。ピッチャーが安心して低めにしっかり投げ込めるのは拓也の技術の高さだと思う。ブロッキングは日本で一番やと思いますね」

 ―連敗を止めた大きな勝利。
 「正直、チーム状態があまり良くないので。今日はよく勝てたなという感じです」

 ―8月は貯金3。いよいよ9月に。
 「7、8月は苦しんでいますけど、マイナスじゃないところが評価できますしね。まあそんな簡単に勝たせてくれないんですよ」