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 卓球界に衝撃が走った。

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 パリ五輪卓球女子日本代表の木原美悠(20)の父親が、自身が運営、指導する卓球クラブで教え子にわいせつ行為を働いたとして逮捕された。

 共同通信によると、兵庫県警は29日、教え子である16歳未満の女児への不同意わいせつ容疑で木原博生容疑者(54)を逮捕。被害者の母親が警察に相談して発覚したそうで、同容疑者は「絶対にそんなことはしていません」と否認しているという。

 木原博生容疑者は元卓球選手で、滝川第二高時代には高校総体でベスト16入り。美悠を含めたきょうだいはみな、子供のころから卓球漬けの日々を過ごした。美悠は4歳から始め、10歳のときに史上最年少でジュニア全日本選手権に出場。天才卓球少女を献身的に支える名伯楽として、卓球界でも有名だった。

 日刊ゲンダイは以前、美悠の原点を探るべく、博生容疑者に取材を行っている。美悠は幼少期、練習で泣きわめくこともあったそうだが、「あえて厳しく接してきた」とこう明かしていた。

「美悠は卓球がホンマ嫌いやったと思います。昔は僕がめちゃくちゃ怒りながら、時には叩きながら教えていた。お兄ちゃん、お姉ちゃんも卓球をやっていて、美悠こそ日本一にするんだ、という気持ちが強かったのもあり、一番厳しく接したかもしれません。美悠が泣きながら『辞める』と言ってきた時点で、僕は許さず、その後も『嫌だ』と言えない雰囲気にしていた。誰よりセンスを感じていたからこそです」

 美悠が小学1年のとき、全日本バンビの部で優勝したのを機に、スパルタを緩和したという。

「始めは基礎作りのために徹底的に鍛えました。特にバックハンドの技術を磨くため、できるまで反復練習。でも、成長につれてノビノビやらせるようになりました。厳しいのはラケットを持っているときだけ。家では卓球の話はしませんし、美悠と立場が逆転します」と話していた。

 捜査の行方は……。

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「アスリートの父親」が起こした性犯罪と言えば、サッカー日本代表の某選手の義父は自身が経営していたスポーツクリニックで女子高生に乱暴しようとしたとして裁判沙汰になっていた。いったい誰なのか。何が起きていたのか。

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