サッカーイングランド代表などを率いたスウェーデン出身の元指導者スベン・ゴラン・エリクソン氏(2012年9月3日撮影)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP

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【AFP=時事】スウェーデン出身で、サッカー元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)氏が26日、膵臓(すいぞう)がんで死去した。76歳。代理人はAFPの取材で、同氏が「今朝、自宅で家族に囲まれながら安らかに息を引き取った」と明かした。

 昨年2月に「健康問題」を理由に公の場から退くと発表していたエリクソン氏は、イングランド代表史上初の外国人指揮官となったことで最も知られ、W杯(World Cup)では2002年の日韓大会と2006年のドイツ大会でチームをベスト8に導いた。

 中でも、日韓大会の欧州予選でドイツを5-1で破った一戦は記憶に残るものとなっている。本戦では準々決勝に進出し、惜しくもブラジルに敗れた。

 代表では他にメキシコやコートジボワール、フィリピンを率いた経歴があるものの、母国スウェーデンで指揮を執ったことは一度もなかった。クラブレベルではイタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)やASローマ(AS Roma)をはじめ、ポルトガル1部のベンフィカ(Benfica)などの強豪を率いた。

【翻訳編集】AFPBB News

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