ポン付けで366馬力を発生! GR86/BRZ(ZN8/ZD8)用のボルトオンターボキットがHKSからついに登場

写真拡大 (全3枚)

特別なセッティングは不要で366馬力 トルク39.9kgmを発揮するキット

 自動車用アフターパーツメーカーのHKS(エッチ・ケー・エス)は、自然吸気エンジンしか設定のないトヨタ「GR86(ZN8)」/スバル「BRZ(ZD8)」のエンジンを、大幅な加工をすることなくターボエンジンにアップデートできる「ボルトオンターボキット」を、2024年8月29日に発売します。

GR86に「ボルトオンターボキット」を取り付けた状態

 HKSの「ボルトオンターボキット」は、HKS GTIII-RSタービンによりFA24が持つポテンシャルを最大限に引き出すことによって、エンジン内部ノーマル、純正インジェクター、純正クラッチのままで、ブースト圧が0.65kgf/cm2の時に最大出力366PS(純正+125PS) 、最大トルク391N・m(純正+130N・m) を可能にするキットです。

【画像】ボルトオンターボのパワーグラフやキットの内容を詳しく見る!(23枚)

「ボルトオンターボキット」には、FA24エンジン用に最適化されたGTIII-RSタービン本体、前置きインタークーラー、専用パイピング、専用エキゾーストマニホールド&キャタライザー、オイルリターンパイプ、取り付け用ステー、遮熱剤などが全てセットになっており、車体に大幅な加工を施すことなく、GR86/BRZのエンジンをターボ化できます。

エンジンの制御に使用する「SUB CONTROL SYSTEM ZN8/ZD8 for BOT」

 また、FA24エンジンに最適化されたターボキット専用の触媒と、ボルトオンターボキット仕様に適合するデータがプリセットされた別売りの制御装置「SUB CONTROL SYSTEM ZN8/ZD8 for BOT(F-CON iS)」を使用することによって、排ガス試験証明書(MT用)を取得し保安基準に適合させています。

 さらに、別売りの「フューエルアップグレードキット」とブーストコントローラー「EVC-S2」を使用してブースト圧を0.9まで引き上げることで、410PS(純正+169PS) の最大出力も可能になりますが、その際は想定出力310kw(420ps)、許容トルク440N・m(45kgfm) とされている「HKS LAクラッチ」への交換が推奨されています。

「ボルトオンターボキット」の価格は90万2000円(消費税込み、以下同)で、エンジンの制御に必要な「SUB CONTROL SYSTEM ZN8/ZD8 for BOT(F-CON iS)」は19万8000円です。