MicrosoftはWindows 10ユーザーにWindows 11へアップグレードしてもらおうと手を尽くしています。ただ、2024年4月から行っていた全画面表示のお知らせでWindows 11を宣伝する手法についてはユーザーからの「フィードバック」によって中止になったことがわかりました。

Microsoft pauses Windows 11 full-screen alerts on Windows 10 after feedback

https://www.windowslatest.com/2024/08/14/microsoft-pauses-windows-11-full-screen-alerts-on-windows-10-after-feedback/

Microsoft has finally agreed to stop pestering Windows 10 users to upgrade...for now

https://www.xda-developers.com/microsoft-agreed-stop-pestering-windows-10-users-for-now/

Microsoftが行っていたのは、Windows 10ユーザーに対してWindows 11へのアップグレードを促す全画面のお知らせの表示です。RedditユーザーのWoopinah9氏が、どのようなお知らせが表示されていたかを報告しています。



ニュースサイト・Windows Latestによると、Microsoftは2024年4月からアップグレードの呼びかけをさらに広範囲のユーザーに展開する予定でしたが、「ユーザーからのフィードバック」によって計画を中止したとのこと。

このアップグレード呼びかけは月例セキュリティアップデートによって配信されるもので、もし計画が予定通りに展開されていた場合、「OSがWindows 10 ProあるいはWindows 10 Pro Workstation」「クラウドドメインもしくはドメインに参加済み」「IT部門がツールで管理していない端末」を対象として、お知らせが表示されることになったとみられます。

「管理している端末・管理してない端末」というのがわかりにくかったためか、Microsoftは「管理対象端末とは、Microsoft Intune、Configuration Manager、Windows Autopatch、Windows Update for Business、Windows Server Update Services(WSUS)、またはその他のサードパーティ製管理ツールを使用して管理される端末のことで、それ以外の端末は管理対象外と見なされます」と説明しています。

なお、展開が一時停止されたのは全画面で表示されるお知らせのみで、引き続き、Windows 11のハードウェア要件を満たすWindows 10 Home搭載PCではWindows 11へのアップグレードを促すポップアップが表示されるとのことです。