「片づかない家」には共通点がありました。今回は、「片づかない家や、50代以上の女性が暮らすおうちにありがちなもの」をテーマに、今すぐ捨てても問題ないもののリストを公開。ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんが教えてくれました。

50代の「片づかない家」にありがちなもの30

片づけ=捨てることではありませんが、ものの量が少なければ片づけがラクになるのは事実。今回はおうちに当たり前のようにあるけれど、じつは捨てても問題がないものを30個お伝えします。

【写真】使えるかも…。でもその予定はナシ

無料でもらったもの10

毎日の暮らしの中で、当然のように自宅の中にスッと入り込んでくるものたち。

お金を払って買ったわけではないけれど、「使えるもの」だけに捨てられず、意識しておかないとどんどんたまっていきがちなもの。

1.クリーニング店のハンガー
2.ショップの紙袋
3.試供品のコスメ
4.中が見えないクリアファイル
5.ホテルから持ち帰ったアメニティ
6.多すぎる保冷剤
7.お弁当についてきた割り箸
8.お刺身についてくるワサビ
9.梱包用のプチプチ
10.使いたくないカレンダー

これらの無料で家に入り込んできたものたちに、貴重な家の中のスペースを奪われていませんか?

念のために持っているもの10

使う確率は本当に低いけれど、必要になったときにわざわざお金を払って買うのはもったいない気がして、「一応取っておこうか」となりがちなものたち。

11.使う予定のないクーポン
12.過去に行った旅行先のガイドブック
13.肌触りの悪いマスク
14.なにかに使えそうなエコバッグ
15.10年以上前の大型スーツケース
16.5年以上着ていないスーツ
17.5年以上使っていないスポーツウエア
18.掃除に使う予定の古い歯ブラシ
19.半年以上使ってないアイシャドウ
20.あきビン、あき缶

クーポンを使わないと損! とクーポンを使うために出かけるの本末転倒ですし、古いスーツケースはそもそも重くて操作性も悪い。古いガイドブックを頼りに出かけたらお店がなかった…なんて可能性も。

使いきれなかったもの10

自分の中で消化できてないものたちは捨てることに大きな抵抗を感じるかもしれません。「せっかくお金を払ったのに」「ムダなことをしたくない」そんな思いもあるでしょう。

21.挫折した資格試験のテキスト
22.一度しか使わなかったスパイス
23.1年以上使っていない運動器具
24.半年以上前の処方薬
25.ウエスにする予定の大量のタオル
26.使いこなせなかった洗剤
27.使っていない香水
28.書きにくいペン
29.期限ぎれの防災備蓄食
30.使っていないホームベーカリー

使わずに「持っているだけ」ではそのものの価値は生かされません。

それらが家の中にあることで「ちゃんと使いきれなかった自分」に後ろめたさを感じるのであれば、なぜそんな気持ちになるものを家の中に置いておかなくてはいけないのでしょうか?

「使える」と「使いたい」の区別をつけましょう

使い勝手の悪いハンガーは片づけようと言う気持ちもなえますし、古い衣類は、たとえ生地がしっかりしていても流行や体型の変化もあり、あなたをすてきに見せてくれません。書きにくいペンは暮らしの中のイライラを増やすだけ。

今回の30個のものはすべて「使えるもの」かもしれませんが、片づけたいあなたの邪魔をしているものでもあります。家を片づけるときはまず、お邪魔虫を追い出すことから始めましょう。