迎え盆、早朝から霊園に多くの墓参りの人たち
13日はお盆の初日「迎え盆」です。県内各地の墓地に多くの人が墓参りに訪れる中、宇都宮市の霊園では早朝から、線香や花を手にし先祖の霊を供養する家族連れなどの姿が見られました。
宇都宮市長岡町の「花園霊園」では、およそ5000の墓が並んでいます。13日は早朝の5時ごろから墓参りの人が訪れはじめ、6時過ぎには駐車場を待つ車が列をつくりました。
花園霊園の荒木大樹理事長によりますと、今年はお盆前に3連休があったことから、早めに墓参りをするなど分散傾向になっていますが、それでも、お盆の入りの13日が1年で最も多くの人が訪れるということです。
訪れた人は流れる汗も気にせずに、お墓のまわりの雑草を取り除いたり、墓石をタオルでふいてきれいにした後、新しい花や線香をそなえて手を合わせていました。
最近では、お墓を受け継ぐ人がいないという理由から、「墓じまい」を考える人も多く、遺骨の管理や供養を寺院や霊園に任せる、永代供養などの需要も高まっているということです。