とちぎテレビ

JR烏山線では、下りの一部の列車で12日までの3日間、沿線のヒマワリを楽しんでもらおうと、通過時にスピードを落とすサービスを行っています。

さんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びて輝く大輪のヒマワリ。このヒマワリは、車窓からの景色を楽しんでもらおうと、今年6月に小塙駅周辺の利用されていない田んぼや畑に、地域の自然保全会のメンバーやJR東日本の職員などが種まきをしたものです。

それから2カ月、140アールの敷地におよそ20万本もの花が咲き誇り、あたり一面を黄色に染めています。

烏山線は宝積寺と烏山の区間を結び、蓄電池で走る車両「アキュム」が導入されて今年10周年です。宝積寺駅のふたつ前、宇都宮駅からでもおよそ50分の小さな旅。ヒマワリ畑は旅の最終盤、小塙駅と滝駅の間にあります。この区間を、列車は普段の半分程度の速度に落として走ります。

JRの担当者は「身近なのんびり旅をお盆休みにぜひ楽しんでほしい」と話しています。列車のスピードを落とすサービスは、下り列車の1日5本で今月12日まで行われます。