玄関は家のほかの空間に比べてコンパクトなので、見直すのが意外とラクな場所。暑い時季でも無理なく片づき、すっきりとした気分になれるはず。そんな玄関で、見つけたら即手放したいものをご紹介。整理収納アドバイザーの大木聖美さんが詳しく語ります。

手放すものの判断がしやすい「靴」から見直し

靴は消耗品とはいえオシャレも兼ね備えているので、サイズが合わなくてもついとっておきがち。ですがそれでは限られた収納スペースを圧迫し、押し込められた靴は型崩れしてにおいもこもりやすくなります。一年に一度は見直しをしましょう。

【写真】玄関に放置しがちな「メンテナンスグッズ」

以下の靴は手放してOK。家族の靴は直接聞いて判断するのがスムーズです。

1.壊れていて履けない靴
2.ひどく汚れている靴
3.靴擦れしてしまう靴
4.サイズが合わない靴
5.デザインが古くてずっと履いていない靴
6.足が冷えるので履かなくなったサンダル
7.ヒールが高すぎて歩きにくい靴
8.脱ぎ履きしにくいレインブーツ

知らないうちに増えている「余分な傘」も手放して

なくすたびに買ってしまう傘は、玄関で知らないうちに増えているものの代表格。汚れた傘が放置されていたり、軽量な折り畳み傘に買い替えたのに以前の傘がそのまま残っていたり。一緒に暮らす家族の人数以上の傘を持っていることも。

以下のものは手放して、本当に使っているものだけにしぼるとすっきりします。

9.壊れた傘
10.錆びた傘
11.デザインに飽きた傘
12.増えすぎて使っていない折りたたみ傘
13.重いなどの理由で手に取らなくなった傘
14.本体のない折り畳み傘の袋

存在を忘れがちな「メンテナンスグッズ」と「掃除道具」

玄関に靴のメンテナンスグッズや掃除道具を置いておくと、お手入れがすぐに行き届いて便利ですよね。ただ、使用頻度が低いものなど見直す機会がなかなかないのも事実。まだ使えるか、使っているかという目線で見直し、以下のものは手放しましょう。

15.固まって使えなくなった靴クリーム
16.毛足の乱れた靴ブラシ
17.使い古した靴の手入れ用ダスター
18.中身の入っていない撥水スプレー
19.古くなった玄関掃除道具
20.使用頻度の低い工具

玄関にありがちな「消耗品」は、一定量を保つように

出かけるときにサッとバッグに忍ばせたり、宅配便の受け取りに使うものなど玄関にあると便利なものは多いですが、増えすぎると玄関が散らかる原因に。

以下のような消耗品は買い替えと同時に古いものを捨て、収納量を一定に保つよう意識することが大事です。

21.使いきれないポケットティッシュ
22.乾いてしまったウェットティッシュ
23.着け心地が悪くて使っていないマスク
24.使用期限の切れた虫除けスプレー
25.使用期限の切れた日焼け止め
26.湿気って使えない蚊取り線香
27.使い終わりそうなガムテープや梱包用のヒモ
28.書けなくなった宅配受け取り用のボールペン

なくても困らない「雑貨」は、意外とたくさん

季節の雑貨や花を飾ったり、収納の広さによっては外で使うものを置いたり、靴収納以外にも玄関の使い方はさまざま。そこに関わるものもまた、見直すべき対象になります。

なくても案外困らないものも多いので、以下のものを見直し・手放してみて。

29.玄関マット
30.使ったことのない来客用スリッパ
31.かぶらなくなった帽子
32.使わなくなった手袋
33.履かなくなった携帯用スリッパ
34.子どもが小さな頃に使っていた外遊びグッズ
35.サイズが合わなくなった子ども用自転車ヘルメット
36.使いこなせていない収納グッズ
37.使用期限がきれた防災リュックの中身
38.使っていない花瓶
39.ホコリがたまった雑貨
40.季節を無視した飾りもの
41.使っていないガーデニンググッズ
42.使っていないペット用品
43.使っていない杖

ブームが去った「趣味グッズ」は迷わず捨てる

マイブームが去ったあとに、ものだけ残しているパターンは多々あります。大型で場所を取るものも多いので、以下のようなグッズが減るだけでかなりすっきりするはず。

44.ランニングシューズやゴルフシューズなど、使わなくなった専用シューズ
45.キャンプ用品

玄関のものは急激に増えていかないので、一度見直すと片づいた状態を長くキープできるのも、片づけのモチベーションがあがるポイントです。今回ご紹介したものを参考に、手放してみてくださいね。