適応障害と診断されたことをきっかけに部屋を片づけ、自分と向き合うことができたというりるさん。現在は整理収納アドバイザーの資格を取り、カラフルなインテリアや賃貸OKの収納術などをインスタグラムで情報発信しています。ここでは、使いやすいポイントが随所に光る「キッチン収納」についてお聞きしました。

シンク下収納は、工夫しだいでグッと使いやすくなる

低い位置にあり、奥行きがあり、暗くて見えづらい…。そんなシンク下は、散らかりがちな場所のひとつ。

【写真】散らかった状態のシンク下

「わが家も、よくある伸縮式の棚を取り入れていたのですがうまく使いこなせていなくて…。伸縮棚をちゃんと活かしながら、使い勝手がよくなるように考えました」

「手前にあるものが散らかることで、奥のものが取り出しにくいという悪循環が起こっているなと気がつきました。それを解決するために、100円ショップのストッカー袋で仕切りをつくり、細々したものを無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット4」に収納。いちばん下の段のバスケットは、100円ショップのすのこをプチDIYした引き出しを取りつけて、キズを防止しつつ出し入れしやすいようにしました」

さらに、ダイソーで購入できる「センサーライトボールタイプ」(¥550)も設置して暗くてものが見えづらい問題も解決。使いにくいところをなくしていくことで、片づいた状態をキープしやすいシンク下になります。

コンロ下のフライパン・鍋の収納に「カインズ」が活躍

「コンロ下の収納でとくに悩んでいたのがフライパンと鍋。取っ手が邪魔でうまくフライパンが収納できなかったのを解決してくれたのが、カインズのアイテムでした」

SNSでも使いやすいと話題の「トトノ引き出し用鍋フライパンスタンド」(¥1980)は、取っ手受けがあり出し入れがしやすいのが魅力。

「ワイヤー伸縮棚」(¥1280)は奥行きもムダなく使える優秀アイテム。下段に鍋、上段にボウルなどの調理器具を収納してすっきり整いました。

最小限の動作で出し入れができる、シンク下・コンロ下の収納アイデア。すぐに取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

※ 紹介したアイテムは、すべて著者自身で購入した私物です。店舗への問い合わせはご遠慮ください

※ 紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください