テラスをつくると、「おうち時間」が充実します。7年前に平屋の家を建てたライターは、テラスが真ん中にある間取りに。水回りやLDKとのアクセスもよく、夏はプール、季節のいい時期はバーベキューを楽しんでいます。床材や動線にもこだわり、楽しく快適なスペースになりました。

わが家は間取りの中心にテラスがある家

筆者は、夫と子ども3人の5人家族。1人目の子どもが小学生になるタイミングで、家を建てたいと計画し、7年前にハウスメーカーで、延床面積34坪の平屋の家を建てました。

上はわが家の間取りです。中央のテラスを包むようにダイニングキッチン、リビング、水回りを配置しました。ちなみにこのテラスは、約12畳あります。

この間取りにしたのは、外と中の空間をつなぐテラスがあれば、家にいても子どもたちと、楽しい毎日が送れるのではないかと考えたからです。

実際、暮らし始めてからもこのテラスが、さまざまなシーンで活躍しています。

脱衣場とつながるテラス。夏はプールで大活躍!

マイホームを建てるにあたって、夏は外にプールを出して、子たちたちといっぱい遊んであげたいと思っていました。

このテラスが、その要望をかなえてくれています。庇(ひさし)をつけたので、強い日差しをカットしてくれて、とても快適です。

テラスには、脱衣場へ直接行けるように、勝手口をつけました。そのおかげで、以前はストレスに感じていた、子どもを部屋に上げたときにぬれる床のふき掃除や、あと片づけが大変という問題が改善されました。

テラスから脱衣場へすぐに上がれるので、リビングの床がびしょびしょになることはありません。

写真はテラスから、脱衣所を見たところです。その奥にはお風呂場があるので、プールから出たあと、すぐ温かいシャワーで体をきれいに洗えます。

また、脱いだ水着は、そのまま洗濯機の中へ入れて洗濯がOK。スムーズにプール遊びを終えることができます。

LDKからも近い。アウトドアリビングとしても活用

気候がよい季節は、読書をしたり、宿題をしたり、室内と違った雰囲気で、特別な時間を過ごすことができます。お昼ごはんをテラスで食べるだけで、子どもたちは大喜びです。

また、わが家のテラスは、タイルテラスにしているので、水でザーッと流すと、すぐに汚れが取れてきれいになります。バーベキューをしたあと、油汚れがついても掃除がとても簡単です。

リビングの延長空間。部屋が広く思えるように

テラスに面しているリビングの窓を、大きくとりました。窓をあけると、リビングがとても広く感じられます。

テラスがあることで、子どもの遊ぶ場所は増えました。部屋にこもりがちにならず、外遊びをする機会を増やせたことも、よかったと思っています。

ただ、虫の多い季節は窓を開放していると、部屋に虫が入ってきてしまうので、防虫対策は欠かせません。

家の中にいても、子どもの様子を見守れる

子どもは外で遊びたいけれど、親は家で家事をすませたい…。わが家の間取りは、そんな悩みも解決してくれます。リビングからもダイニングからも、テラスにいる子どもの様子を確認できるからです。

キッチンで洗い物をしながらリビングで洗濯物をたたんだり、掃除機をかけたりしているときも、確認できるので安心です。

わが家は間取りの中心に、テラスをつくって「おうち時間」充実しました。子どもにとっても、よかったと思っています。テラスをつくろうか迷っている方に参考になれば幸いです。