とちぎテレビ

那須町にある動物園に国内の動物園で3園目となる珍しい動物が仲間入りし、9日から一般公開されました。

もふもふの毛に愛くるしい顔。那須どうぶつ王国に新たに仲間入りしたのは、ことし4月に生まれたカナダヤマアラシです。那須どうぶつ王国では、カナダヤマアラシの普及啓発と繁殖に取り組むため、7月にオランダからやってきた3頭を飼育しています。

動物園の環境にも慣れたことから、お盆休みに合わせて9日から、オスの「ヤマダ」とメスの「カエデ」の2頭を、一般公開することになりました。

カナダヤマアラシは、カナダやアメリカ、メキシコの北部に生息していますが、繁殖するのが難しく、国内では秋田市と浜松市の動物園にいるだけで、那須どうぶつ王国が3園目の展示になります。アメリカ大陸に生息するヤマアラシは、一般のイメージと違って、ふわふわの毛におおわれていて、背中からしっぽにかけて毛の中にトゲが隠れています。

展示されたヤマアラシは、木に登ったり、葉っぱをを食べたりと愛くるしい動きをみせ、訪れた人たちにカメラに収められるなど、さっそく人気者になっていました。