暑い夏は、少しでも家事をラクにこなしたいもの。ESSEフレンズエディターで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、50歳になりライフスタイルの変化とともに、家事への考え方も変わったそうです。40代から無理なくラクに効率よく、ずっとやってきたことが本当に必要かどうかを考えるようになったという奥田さんの、「夏の家事でやめたこと」を紹介します。

1:「麦茶」はつくらない。家族がそれぞれ準備

夏の家事で毎年話題になる「麦茶問題」。わが家ではもう数年麦茶をつくっておらず、家族がそれぞれ飲みたいものをつくる形で決着がつきました。

家族の好みに合わせて、カゴの中に数種類のお茶を用意。気分でチョイスして、飲みきれる分を水筒やポットに用意しています。

私の最近のお気に入りは、緑茶やルイボスティー、黒豆茶など。最近は水出しのものを増えてきて、選ぶのがラクに、楽しくなりました。

2:床の水ぶきは道具に頼って無理なくラクに

素足で過ごすことが多い夏は、リビングやダイニングを週1回水ぶきしていました。家事代行で掃除の仕事をしていたときに、お客様の部屋のテーブルや棚などを掃除したあと、掃除機をかけて、最後に床を手でしっかり水ぶき(水ぶきできる素材の場合)していたこともあり、自宅でも割とマメに水ぶきをしていた方だと思います。

ですが、意外と重労働なこともあり、そんなにがんばらなくてもいいかもと道具に頼るように。

親しい整理収納アドバイザー仲間から教えてもらったコードレスの回転モップがよさそうだったので買ってみました。フローリングモップかコードレスの掃除機をかけた後に使います。

実際に使ってみた感想としては、軽くてさっと床の水ぶきができて、とてもラクでした。だんだん掃除もしんどくなっていくなら、ラクにできる掃除グッズを頼るのもいいですね。

ちなみに床の水ぶきをするときには、いきなり水ぶきではなくて、ホコリや髪の毛を取ってからの方が早くキレイになりますよ。お試しください。

キレイになった床は、やはり気持ちがいいものです。

3:お昼ごはんは家族にもつくってもらう

子どもがいる夏休みは、お昼ごはんの準備が大変ですよね。わが家でも、娘が中学生のときまではがんばってあれこれつくっていました。

ですが、高校生になった今年から、毎日つくることをやめるように。ご飯を炊いておかずを用意することもありますが、なにもつくらず外出することもあります。また、ときどきですが娘にもつくってもらうことも。そんなときはおこづかいを渡してお礼を伝えるようにしています。

さらに、冷蔵庫の中には「食べてもいいよ」トレーをつくって、急に帰りが遅くなったときや小腹が空いたときに、各自で食べられるように。トレーの中身は豆腐、納豆、もずく酢、ゴボウサラダ、ハム、ちくわなど。

このように工夫することで、毎日ごはんをつくらなきゃいけないというプレッシャーが減り、気持ち的にとてもラクになりました。

50歳を過ぎ、ライフスタイルの変化とともに、家事の見直しも大事だなと実感しています。日々なんとなくやっている家事、もしかしたらやめてもいいかもしれません。

暑い夏こそ、無理なくラクに過ごしましょう。今回の記事が少しでも参考になったらうれしいです。