街ゆくおしゃれさんのファッションを、すてきなイラストで分析する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は、レトロとモダンが交差する街・西荻窪。旬なファッションやメイクのイラストがインスタで支持されているヤベミユキさんが描きます。

ヴィンテージやカフェ巡り。レトロとモダンが交差する街・西荻窪<東京おしゃれ図鑑vol.31>

静かな住宅街とにぎやかな商店街が共存し、どこか懐かしくも新しい魅力があふれる街・西荻窪。古書店やアンティークショップが並び、個性豊かなファッションが特徴です。

リサーチに訪れた日は、35℃超えの猛暑。皆さん、帽子や日傘など日除けアイテムを駆使して真夏のおしゃれを楽しんでいました。

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7月下旬
最低気温 27℃ 最高気温 36℃
晴れ

50代の涼しげお買い物コーデ。ネッククーラーもポイントに

西荻窪駅前のDaily Table KINOKUNIYA(デイリーテーブル キノクニヤ)で見かけたのが、グラデーションのブリーチデニムにコットンブラウスを合わせていた50代の方。

今年トレンドのブリーチデニムは、Tシャツではなくギャザーブラウスに合わせることで大人っぽく着ることができます。

カラフルなメルカドバッグもコーデのポイントになっていてすてき。メルカドバッグは色鮮やかなメキシコのカゴバッグなのですが、丈夫で大容量なのでお買い物にぴったりですね。

首元のライムグリーンのネッククーラーもデニムとリンクしていて、コーデの一部になっていました。

●ネッククーラーはスカーフの上からつけるのがおすすめ

こんな気温なので、ネッククーラーの使用率が多かった西荻窪のおしゃれさん。赤いスカーフと水色のネッククーラーリングを重ねてつけていたグレイヘアのマダムは、ネッククーラーがまるでアクセサリーの一部に見えて目を引きました。
(余談ですがマダムのロゴTスタイルってすてきですね。西荻窪にはロゴTマダムがたくさんいて、アートな街だからでしょうか)

ネッククーラーはスカーフの上からつけることで、首が冷えすぎない&保冷効果も長くなるという利点も。ぜひマネしたいと思います。

40代、夏のビンテージスタイル。露出しないのに涼しげ

メインストリートである北銀座通りですれ違ったのが、黒髪のカールロングヘアにニットビスチェがレトロかわいい40代の方。

ミックスカラーの手編み風ビスチェやビンテージ風の小さめ日傘など、西荻窪らしさが満載。使い込んだブラウンのレザーサンダルも雰囲気たっぷりです。

この方のコーデで気になったのが、クリアバングル。暑苦しくなりがちなレイヤードコーデも、クリア素材のアイテムが入るだけで涼やかですよね。

クリアアクセといえば、バス停で見かけた黒のサマーワンピースにクリア素材のフープピアスを合わせていた30代の方もすてきでした。タイトに結んだ三つ編みもかわいかったです。

●夏は涼しげなアクセサリーが気になる!

街中ですてきなクリアアクセコーデの方々を見かけた著者。暑さもピークの時間となり、ついつい涼やかなものに目が行きます。

そんなとき、ふらりと入ったビンテージショップで見つけた夏の線香花火のようなガラスのピアスに一目惚れ! が、値札をのぞいたらお値段がかわいくありませんでした…。仕方なく駅前の大型書店で本を買って帰りました。

次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。

※「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。