50代、老けて見えない「ひとつ結び」のポイント3つ。生活感は後れ毛にワックスで解消
暑い日は髪を1つにさっとまとめたいけれど、手を抜いているようなヘアスタイルになってしまうことも。女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、老けて見えないひとつ結びのポイントを聞きました。50代の読者をモデルに紹介します。
老けて見えない「ひとつ結び」のポイント3つ
さとゆみ:暑い。溶ける。少しでも涼しく夏を過ごせる方法を知りたい!!
八木ちゃん:今年の夏は本当に猛暑ですね。お客さまからも、同じような悩みを聞きます。今日は、最近よく聞かれる、短い髪でのひとつ結びについてお伝えします。
さとゆみ:これほど暑いと、ボブくらいでも結びたいってなりますよね。でも、ボブのひとつ結びって難しい。なんか、ちょび結びみたいになって、いかにも「間に合わせです。手抜きです」って感じになってしまう。
八木ちゃん:そうなんですよ。そこで今日は、ボブでもおしゃれに見える方法をお伝えします。まずは次の写真を見てもらえますか?
さとゆみ:うわ!! 全然違う!!! これ、印象が全く違いますね。
八木ちゃん:そうなんですよ。同じひとつ結びでも、ほんのちょっと意識するだけで、急激におしゃれになるんですよね。
さとゆみ:これもだいぶ印象が違う!
八木ちゃん:はい。意識すべきは、後頭部のボリューム、生え際の隠し方、そして後れ毛の出し方です。
さとゆみ:教えてください!
1:後頭部のボリュームで横顔に差が出る
八木ちゃん:まず最初に、全体にワックスやバームなど、髪にひっかかりができるようなスタイリング剤をなじませます。これが意外と重要。
さとゆみ:どうしてですか?
八木ちゃん:短い髪は、とくに髪がぱらぱらと落ちてきやすくなるので、スタイリング剤を使ったほうがまとまりやすいんです。今回のモデルさんはパーマがかかっていますが、すとんとしたストレートヘアの人であれば、アイロンやカーラーで先に髪をランダムに巻いておくといいですよ。
さとゆみ:なるほど。
八木ちゃん:次のポイントは、後頭部を引き出すこと。
さとゆみ:これはこの連載で何度もやっていますね。
八木ちゃん:これをするかしないかで、横顔に差が出ますので、忘れずに!
2:生え際をうまく隠すと若見えする
八木ちゃん:さらに、今回ぜひみなさんにやってほしいのが、生え際の処理です。
さとゆみ:たしかに、この2つのひとつ結びの差って、生え際だったりしますよね。
八木ちゃん:生え際を全開にしちゃうと、どうしても老けて見えがちです。生え際を隠すようにするだけで、若々しい印象になるんですよね。
さとゆみ:違いが一目瞭然ですね。
八木ちゃん:生え際の毛は残して、手でおさえてスプレーしておきましょう。
3:後れ毛にワックスで生活感を払拭
八木ちゃん:最後のポイントは、後れ毛にワックスをつけること。
さとゆみ:後れ毛って難しくて、下手に出ていると「生活に疲れた感」になったりしますよね。でも、後れ毛があることで顔がカバーできたりするから、やっぱり出したい。
八木ちゃん:後れ毛がおしゃれに見えるかどうかは、後れ毛に「あえて出しているんですよ!」という雰囲気がにじむことなんですよね。バラバラに顔にはりついていたりすると、確かに疲れ毛に見えるので、ワックスをつけて毛束をまとめておきましょう。
さとゆみ:スタイリング剤をちゃんと使うのも大事なんですね。
八木ちゃん:暑い日はスタイリング剤をつけたくないと思うかもしれませんが、スタイリング剤をつけることで、一日じゅうおしゃれスタイルがキープできます。
さとゆみ:ちょっとしたひと手間なのでぜひ試してみてください!