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宇都宮市選挙管理委員会は7日、任期満了にともなう市長選挙の日程を11月10日に告示、17日に投開票と決定しました。

宇都宮市選挙管理委員会は、ことし11月27日に任期満了となる市長選挙の日程について11月10日に告示し、17日に投開票を行うことを決めました。

近年、投票を巡っては全国的に投票所での写真撮影や撮影した写真のSNSへの投稿が問題となっています。そこで市の選挙管理委員会では、秘密投票の原則や投票所の秩序を保つ観点から新たな方針を策定し原則、投票所内や開票所内での撮影や録音、通話を禁止して中止命令に従わない場合は退出命令や警察への処分請求などを行っていくということです。

また、市の選挙管理委員会は投票率の低い若い世代により関心を持ってもらおうと、選挙啓発用としては県内で初めてとなるラッピング宣伝カーの導入を決めました。市は、若者の心をつかむデザインとするため、製作を宇都宮メディア・アーツ専門学校の学生に委嘱しました。ラッピング宣伝カーは長さおよそ2.5メートル幅およそ1.1メートルの一人乗りタイプの電気自動車で車両全体にデザインが施されます。最近では7月に行われた東京都の知事選挙でも活用され話題を集めました。

選挙期間中は駅前や大通りといった人通りの多い場所や商業施設の近くを中心に、スピーカーでアナウンスを行いながら走行し選挙の周知や啓発を行います。

宇都宮市長選挙を巡っては、これまでに市政史上最多の6選を目指す現職の佐藤栄一市長62歳のほか、茨城県つくば市の副市長を務めた元財務官僚で新人の毛塚幹人氏33歳が立候補を表明しています。