とちぎテレビ

任期満了に伴う野木町の町長選挙で4人が乱立する激戦の中、5回目の当選を決めた現職の真瀬宏子さん(78)が、当選から一夜明けた5日、改めて戦いを振り返りました。

真瀬さんは、4日投開票が行われた野木町長選挙で4千300票余りを獲得して、5回目の当選を果たしました。

真瀬さんは4人が立候補し、自身の多選や年齢も争点の一つになった今回の戦いを「この3月くらいまで苦しい時期だったがその後は一直線に方向が定まった」と振り返りました。

そしてその一方でこれまで4期にわたって取り組んできた、大雨や台風などの水害への対策や、18歳までの子ども医療費の無料化、煉瓦窯の保存と活用などが実績として認められた部分もあるとして、「次の4年の足がかりとしたい」と述べました。

今後取り組む事業については「道の駅」の整備や、小中学校など屋内の体育館の熱中症対策などを挙げました。そのほか、高齢化が急速に進む中自動運転を含めた循環バスの導入など、地域内公共交通の充実が「非常に大きな課題」だという考えを示しています。

県内には女性の市長や町長が真瀬さんを含め3人いますが、自身としては「自然体で来たつもり」だと述べ、健康面についても「6月の人間ドックでも何の異常もなかった」と幸福感を持てる街づくりをさらに進める意欲を示しました。

5期目の初登庁は8月24日です。