とちぎテレビ

週明け5日の東京株式市場の日経平均株価は暴落し、終値の下げ幅が史上最大となりました。

5日の東京株式市場の日経平均株価の終値の下げ幅が4451円となり、1987年のアメリカ株式相場の大暴落「ブラックマンデー」翌日の3836円48銭を超えて、史上最大となりました。

日経平均株価の終値は、先週末と比べて4451円28銭安い3万1458円42銭で、年初来安値を更新しました。

先週末にアメリカ株式市場が大幅安となった流れを引き継いだほか、東京外国為替市場でおよそ7カ月ぶりの円高ドル安水準となったことも重荷となりました。

証券会社はこの下げ幅をどう分析しているのでしょうか。

(とちぎんTT証券 土江幸義営業本部長)

「日本の会社は、輸出企業を中心に円安の方が有利な会社が多い。日本の輸出企業は想定為替レートを今145円ほどで組んでいるところが多いと思うのですが、それを超えた円高になっているとどうしても利益が圧縮される。そういったこともあり、為替の円高が最大の要因なのではないか」

株式市場の急落を受け、大阪取引所は先物売買を一時中断する「サーキットブレーカー」を午前にTOPIX・東証株価指数の先物で、午後に日経平均株価の先物で一時発動しました。投資家の混乱を避けるための措置で、TOPIX先物での発動は東日本大震災後の2011年3月15日以来となります。