とちぎテレビ

任期満了に伴う塩谷町の町長選挙で現職と新人による三つ巴の戦いを制し、4回目の当選を果たした見形和久さん71歳が当選から一夜明けた5日、報道関係者の取材に応じ、次の4年への抱負を語りました。

見形さんは4日に投開票が行われた塩谷町長選挙で次点の候補に824票差の3106票を獲得し、4回目の当選を果たしました。

5日朝も5時から1時間半ほど日課の散歩をしたという見形さんは、選挙事務所で報道関係者の取材に応じ、「ほっとしたのが一番」と選挙戦を振り返りました。また塩谷町では町長選挙がある度に町を二分する戦いとなり、見形さんは将来、町をより良くしていくためには、今の状態では難しく、次の4年間を集大成にして道筋をつけたいと決意を語りました。

今回の選挙では町内のすべての住宅を回る中で貧富の差が広がっているのを感じたといいます。そのため公約の中でも特に、人口減少と移住定住対策、農業、農村集落の維持保全に力を入れて取り組み町役場周辺に公共施設などを集中させたコンパクトな町づくりを進めたいとしています。

一方、過去最低だった前回を大幅に下回る63.74%だった投票率については「若い世代の投票率がどうだったのか、見てみたい」としました。4期目の初登庁は8月29日です。