とちぎテレビ

7月に行われた夏の全国高校野球栃木大会で初優勝した石橋高校が去年の春のセンバツでなしえなかった甲子園での一勝に挑みます。選手たちが2日、多くの人達の応援を胸に甲子園に向け出発しました。

JR宇都宮駅で開かれた出発式。およそ150人の保護者や関係者が見守る中、石橋高校野球部の選手たちが姿を見せました。

石橋高校は学校創立100周年の記念すべき年に、初めて夏の甲子園への切符を掴みました。

新井聡校長は「挑戦者の気持ちで苦しい時こそ笑顔で戦って、去年の春のセンバツで果たせなかった『一勝』という忘れ物を必ずとってきて欲しい」と激励しました。また、下野市内にある3つのJRの駅を代表して小金井駅の井沼貴裕駅長が栃木大会の決勝に触れ「5対0のビハインドからの逆転は本当に感動しました。『石高魂』を発揮してがんばれ」とエールを贈り練習用のボールを贈りました。

これを受けて田口皐月キャプテンは「皆さんに恩返しできるようプレーをして来ます」と活躍を誓いました。

◇田口皐月キャプテン:「自分たちは特別大きな力があるわけではないので、まずはひたむきなプレーで一勝懸命ボールにに食らいつき、勇気と感動を与えられたらと思います。甲子園ではまず一勝というのが石橋の目標。粘り強い戦いで必ず一勝をつかみ取って、甲子園の舞台で校歌を歌いたいと思います。」

◇福田博之監督:「うちは決して力があるチームではありませんが、子どもたちは明るさ、元気の良さ、粘り強さは栃木一じゃないかと思うので、その辺のことを甲子園で思い切り発揮できれば」

一行は駅員などの見送りを受けて午前10時22分発の新幹線で甲子園に向けて出発。夏の全国高校野球は4日に組み合わせ抽選会が行われ、大会は7日に開幕します。