とちぎテレビ

連日、暑い日が続く中、背筋が凍るようなちょっと怖い夏の催しが、宇都宮市の大型商業施設に、30年ぶりに戻ってきました。

薄暗さの中で、思いもよらずに突然現れる、妖怪人形の「お化け」。宇都宮市の福田屋百貨店宇都宮店で1日から始まった「おばけ屋敷」、その名も「妖怪屋敷」です。

福田屋百貨店は、今年で創業90周年、また宇都宮店は、現在の今泉町に移転して開店30周年を迎えます。それをきっかけに、宇都宮店が市内の大通りに店を構えていた当時の、夏の風物詩だったお化け屋敷を、30年ぶりに復活することにしました。

「妖怪屋敷」は、栃木県の伝統工芸でもある「佐野の生き人形」を制作する、佐野市の丸山工芸社が企画や演出を手掛け、妖怪人形や効果音などさまざまな仕掛けで、訪れた人を驚かせます。迷路のような通路の暗がりから現れて驚かせるのは、「子泣き爺」や「ろくろ首」「ぬり壁」などの妖怪たちです。人形はいずれもリアルな表情の、迫力満点のものばかりです。

お化け屋敷は8月18日まで、開催されています。