とちぎテレビ

バスケットボール・Bリーグが創設する新しいトップリーグの参入に向けて、宇都宮市と宇都宮ブレックスの運営会社は1日、審査基準を満たす新たなアリーナの建設が間に合わず、ホームの「ブレックスアリーナ宇都宮」を改修することを発表しました。

Bリーグは2026ー27シーズンから新しいトップリーグ「Bリーグ・プレミア」を創設します。その参入条件をクリアするため、ブレックスの運営会社は民設民営で、基準を満たした新しいアリーナを駅東公園に整備することを明らかにしていました。

しかし、新しいアリーナの整備を巡っては、メインパートナーにほぼ決定していた大手企業が方針の転換でいったん中止になったことなどから、Bリーグが今年10月に行うBプレミア参入審査までに構想を策定することが困難だとして、ホームのブレックスアリーナを審査基準に満たすアリーナに部分的に改修する方針を決めました。

宇都宮市は、およそ3億円をかけて基準を満たしていないスイートルームやラウンジ、飲食販売スペースの整備のほか、トイレの増設を行います。改修工事は来年のオフシーズンに行い、10月のシーズン開幕前までに終了させる予定です。

宇都宮ブレックスの運営会社は、改修による審査の合格後も、早い段階で新しいアリーナを建設できるよう取り組んでいくとしています。