とちぎテレビ

戦争の悲惨さと平和の大切さを学んでもらおうと、平和親善大使として広島平和記念式典に出席する、中学生の壮行会が8月1日、栃木県宇都宮市役所で行われました。

宇都宮市は、平和教育の一環で、若い世代が原爆や戦争の悲惨さを知り、平和の大切さを後世に語り継いでもらおうと、中学生を平和親善大使として、広島に派遣する事業を行っています。

市内にある全ての中学校から、1人ずつ大使に選ばれた中学2年生、合わせて25人が、広島市を訪れ平和記念式典に参列するほか、平和記念資料館や原爆ドームなどを見学し、資料館では平和へのメッセージを伝えます。

1日の壮行会で、佐藤栄一市長は「この派遣を通して、平和な社会を築くために、どうすればよいかを考えてほしい」と述べました。それに応えて、星が丘中学校の大塚絢心さんは「知識を得るだけでなく、心から深く学んでいきたい」と述べ、一条中学校の鈴木佐和さんは「平和の大切さについて多くの人たちに伝えたい」と、広島平和資料館の館長に伝える、平和へのメッセージを読み上げました。

親善大使は5日に広島市に向けて出発し、6日の広島平和記念式典に参列します。