ダイハツ「新・軽バン」初公開! 驚愕「大人2人」寝れる! オジサン歓喜な車中泊仕様!? 注目の新型「ルネッタ」展示
軽サイズにキャブコンの高級装備をインストールした「ルネッタ」とは
軽キャンパーの市場で、ここ数年注目されているのが、ダイハツ「アトレー」をベースにしたバンコンバージョン(バンコン)モデルです。
以前のこのカテゴリーは、スペース効率に優れたスズキ「エブリイ」をベースにするのがスタンダードでした。
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ですが、6代目アトレーが2021年に4ナンバー化して登場したことから、徐々にベースにしてキャンパーを製作するビルダーが増加します。
新型アトレーは、エブリイに比べると車内のスペースは若干狭くなるものの、動力性能や安全装備などでアドバンテージを持っています。
特に、アダプティブクルーズコントロールはユーザーに好評。商用バンとはひと味違い開発コンセプトは、キャンピングカービルダーからも注目されているのです。
先日開催された「東京キャンピングカーショー2024」でも、多数のアトレーベースキャンパーが展示されました。その中でも来場者の注目を集めていたのが、バンテックが製造した「ルネッタ」。
ルネッタは、同社が得意とするキャブコンバージョンモデルなみの豪華装備をインストールした軽キャンパーです。
外観はアトレーですが、車内に入るとまるでラグジュアリーなホテルの一室を思わせる空間になっています。
リラックスできる間接照明を多用し、家具類もホワイトウッド調のテイストを採用。
マットのクッションには寝心地にこだわった、テイジン「V-Lap」が使われています。
外部シャワーとして使えるシンクの蛇口や、車両後部に装着する脱着式マルチテーブルがオートキャンプでの利便性を向上させています。
注目なのは、大人1名がゆったりと寝られる「プルダウンベッド(オプション)」。
天井からワンタッチで下げることで、全長1600mmのベッドが使えるになります。
「これまでの軽キャンは、限られたスペースに2名寝なければならないという部分があったのですが、ルネッタはワンランク上の装備と共に、1人1人が快適に寝られる空間を提供しています」(同社スタッフ)
もちろんモノを置くスペースとしても活用できるため、積載量に限りがある軽バンにとっては、非常に有効な装備と言えるでしょう。
ちなみに、従来のルネッタはエブリイをベースしていましたが、移動の快適性も考えて新たにアトレーベースで製作したということです。
現在は中高年からの問い合わせが多く、車中泊のお伴だけでなく、災害時のシェルターとしても注目されている同モデル。
車両価格は400万円弱と軽キャンとしては高額ですが、“豪華な装備のキャンパーが欲しいけど駐車スペースにしばりがある”という都市部にユーザーには福音的なモデルかもしれません。