『ポツンと一軒家』でまさかの展開!空き家と聞いていたはずが…建物には“人の姿”が

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

7月21日(日)は、ゲストに小雪と大久保波留(DXTEEN)を迎えて放送される。

熊本県の深い山奥、切り拓かれた敷地に、二股の道があり複数の建物がひしめき合うように建っているポツンと一軒家を発見。

山並みを見渡すのどかな集落で男性を発見した捜索隊は、さっそく声をかける。衛星写真を確認した男性は「ここは隣り合う二軒のお宅です。でも、(住人は)10年ほど前に家を出たと思います」という。

ただ詳しいことはわからないようで「この集落から一軒家へと向かう途中にカフェがあるので、そこで聞けば詳しいことがわかるかも」と教えてくれた。

一路、カフェを目指す捜索隊は、山へと入っていく道の手前で立派な古民家を改装したようなカフェを発見。68歳の男性とその妻に確認してみると、やはりその一軒家は現在空き家になっているそうだ。

確認のため一軒家まで行ってみたいという捜索隊に「かなり道が複雑なんです…案内するので、一緒に一軒家まで行ってみましょう」と親切にも男性が名乗りをあげる。

カフェから山へと入ると、そこは高い杉の木々に覆われた深い森。昼間でもライトが必要なほどのうす暗い森を抜け、男性の軽トラックはさらに山の奥へと入っていく。

そんな深い森の山道を越えた先、ぽっかりと穴が開いたような敷地にいくつかの一軒家が見えてくる。すでに空き家と聞いていたが、建物の前にはなぜか人の姿が…。

「もうここでは暮らしていないですが、月に1回ほどお掃除に来ています」と話すのは、一軒家で生まれ育ったという61歳の女性。

8年前に父を亡くした後、5年前までこの地でひとりで暮らしていた95歳の母も今では山を下り、麓の集落で女性と同居しているという。捜索隊は、その母が一軒家を訪れる日に合わせて、あらためて訪問することを約束する。

1カ月後、一軒家を再訪すると95歳の女性が娘と一緒に迎える。かつてはミカン農家だったというが、値崩れにより40年ほど前に廃業、その後は栗やシイタケ栽培などで暮らし続けてきたという。当時の様子を丁寧に振り返っていく姿は、95歳とは思えない快活さだ。

さらに話を聞いていくと、戦後の国策で行われた山間地域の土地開拓に参加し、見知らぬ3世帯とともに、最初は人力で深い森を開拓したという貴重なエピソードが次々と飛び出す。

そして、現在は無人となったポツンと一軒家を娘が守り続ける理由も明らかに。