記者の質問に答える桜井俊貴(カメラ・竹松 明季)

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 元巨人ドラフト1位で、今年から社会人野球のミキハウスでプレーする桜井俊貴投手が26日、都内で取材に応じた。7月19日に東京ドームで開幕する都市対抗大会へ「出るからには、優勝を目指してやりたい」と腕をまくった。

 22年限りで現役引退した桜井。昨年は関西地区担当のスカウトとして活動していたが、同12月に現役復帰した。1年のブランクを経ても「肩や肘は、回復した感じがある」と、球速も自己最速の152キロに迫る151キロをマークしたという桜井。巨人時代以来となる東京ドームでの登板に向けては「あまり、球速は高望みしないように。気づいたら『155くらい出てたわ』みたいな感じでいきたい」と、白い歯を見せた。

 この日はミキハウス所属で、競泳の鈴木聡美らパリ五輪に出場する選手とともに取材対応。「五輪選手にいい影響を与えられるように投げたい」と意気込みを語った。新たなユニホーム姿で登る東京ドームのマウンド。桜井は「1年ブランクがあり、元プロという視線はすごく感じる。元プロは『やって当たり前』を、更に超えたい。ビックリさせたい気持ちで1年入ったので。それは1年間継続したい」と、活躍を誓った。