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25日、岐阜県揖斐川町で男性がクマに襲われ、大けがをしました。

岐阜県揖斐川町春日美束の粕川。 山間部を流れるこの川に、突然クマが現れました。 25日午後5時半ごろ、「クマが釣りをしている男性に馬乗りになっていた」と通りかかった人から119番通報がありました。 消防などによりますと、釣りをしていた大垣市の70代の男性は、クマに頭や顔をひっかかれ大けがをして病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。 男性を襲ったのはツキノワグマで、体重は60kgから70kgぐらいとみられています。 「山から下りてきたのは、たぶんここだと思うが」(猟友会 揖斐川町春日支部 新川茂至さん)

「目撃者はほとんど毎日」

現場付近では、26日朝から町の職員と猟友会のメンバー3人がパトロールを行いましたが、現在もクマは見つかっていません。 「釣り人は最初は川の音で気が付かず、振り向いた時に仰向けに倒されて襲われた」(揖斐川町春日振興事務所 金崎浩司さん) 「けっこう目撃者はいる。きのうもあり、ほとんど毎日。山にえさがないんじゃないの。秋になればいろんな実がなるけど、今は何もないんじゃないの」(猟友会 揖斐川町春日支部 新川茂至さん) 揖斐川町は26日から1週間、猟友会メンバーによる1日2回のパトロールを行います。 岐阜県によりますと、岐阜県内のクマの目撃情報は4月から6月25日までで179件寄せられています。 6月11日にも下呂市で80代の女性がクマに襲われ大けがをしていて、県は注意を呼びかけています。