ガーディアンズのスティーブン・クワン【写真:ロイター】

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ガーディアンズの日系クワン、5打数4安打で打率.398まで上昇させた

■ブルージェイズ 7ー6 ガーディアンズ(日本時間17日・トロント)

 ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が、いよいよ未知の領域に足を踏み入れようとしている。16日(日本時間17日)に敵地で行われたブルージェイズ戦に出場し、5打数4安打。2試合で7安打とし、打率.398まで上昇させた。

「1番・左翼」で先発出場すると、初回の第1打席で直球を捉えて左前打。3回の第2打席は一ゴロに倒れたが、5回無死満塁の第3打席ではシンカーを左前へ運ぶ適時打を放った。7回には直球、9回にはカーブをそれぞれ中前打とした。

 左太もも裏を痛めて5月に約4週間戦列を離れたが、復帰後はさらにペースを上がている。11試合連続安打で、夢の打率4割も目前だ。ここまで196打席に立ち、規定打席まで残り18。全て凡退で計算しても打率.360で隠れ首位打者だ。

 2018年ドラフト5巡目(全体163位)で入団し、メジャー1年目の2022年に168安打で打率.298をマーク。昨年も171安打で打率.268を残した。中国系の父と日系の母を持ち、昨年3月のWBC日本代表候補に浮上もメジャーリーグ機構(MLB)から出場資格を得られなかった。幻の侍ジャパン、26歳に注目が集まる。(Full-Count編集部)