名古屋グランパスは13日、コルトレイク(ベルギー)へ期限付き移籍中のDF藤井陽也(24)が、7月1日より同クラブへ完全移籍することが決まったと発表した。

 愛知県春日井市出身の藤井は、名古屋の下部組織から19年にトップチームへ昇格。在籍4年目の22年より主力の座を掴むと、昨季はJ1リーグ34試合に出場し、2得点を挙げた。

 今年の1月1日には日本代表デビューを果たすと、同10日にコルトレイクへの期限付き移籍が決定。ベルギー1部リーグ12試合に出場し、残留に大きく貢献した。

 藤井はコルトレイクへの完全移籍に際し、クラブを通じて次のようにコメントしている。

「ベルギーのKVコルトレイクに完全移籍することになりました。はじめに、グランパス関係者の皆さま、グランパスファミリーの皆さま、期限付き移籍の半年間の間もメッセージや手紙などでたくさんの応援の言葉を届けていただき、ありがとうございました。

 一人一人の言葉が自分の励みになり、頑張ることができました。それと同時に、自分は本当にたくさんの人に応援してもらえているのだなと実感し、とても嬉しかったです。

 僕はプロとして5年間名古屋グランパスに所属していたのにも関わらず、チームのタイトル獲得に貢献できなかったことが本当に悔しく、情けなく思います。しかし、名古屋グランパスという素晴らしいクラブでプレーしてきたということは自分の中で大きな財産になりましたし、絶対に忘れることはないです。

 正直、大好きなグランパスを離れるのはとても寂しいですが、強い覚悟を持って世界の舞台で活躍できるように精一杯頑張ってきます。最後になりますが、名古屋グランパスを通して出会うことのできたすべての皆さまに本当に感謝を伝えたいです。ありがとうございました」

 以下、クラブ発表プロフィール

●DF藤井陽也

(ふじい・はるや)

■出身地

愛知県春日井市

■生年月日

2000年12月26日(24歳)

■身長/体重

187cm/82kg

■経歴

Hikari FC-グランパススクール-グランパス三好-名古屋U-12-名古屋U-15-名古屋U-18-名古屋-コルトレイク