ボックス席から手を振って応えるクロップ氏 photo/Getty Images

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レアル・マドリードがボルシア・ドルトムントを2-0と破り、大会最多更新となる15回目の優勝で幕を閉じた今季のUEFAチャンピオンズリーグ。ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた決勝戦には、多くの著名人が顔を見せていた。

もっとも目立ったのはリヴァプールの指揮官を退任したばかりのユルゲン・クロップ氏だろう。言うまでもなくドルトムントはクロップ氏の古巣であり、2013年の決勝戦では自らチームを率いて戦っている。サポーターに向かってガッツポーズを見せたクロップ氏は、ドルトムントのサポーターに歓迎されていたようだ。

この日はジョゼ・モウリーニョ氏も『TNT SPORTS』の仕事でウェンブリーを訪れていたようだが、場内のスクリーンにクロップ氏とモウリーニョ氏が交互に映し出されるシーンがあったが、そのときのドルトムントサポーターの様子が対照的で面白かったと『Daily Mail』は伝えている。クロップ氏が映ると歓声と拍手で盛り上がり、モウリーニョ氏に切り替わると、それはブーイングへと変わった。

その後すぐにまたクロップ氏へ切り替わり、ドルトムントサポーターのブーイングは再び歓声へと変わっている。ころころ変わる素直な反応が面白い一幕であったが、クロップ氏の人気はいまだ絶大であることをうかがわせるシーンでもあった。

ちなみに会場には他にも元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏、レアル・マドリードなどで活躍したガレス・ベイル氏、元マンチェスター・ユナイテッドのGKピーター・シュマイケル氏、サッカー界以外ではJAY-Zなどが姿を見せていたという。