札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ【写真:(C) mm】

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リリースで発表

 北海道コンサドーレ札幌は5月29日、今シーズン最後までミハイロ・ペトロヴィッチ監督を続投させることを決断したと発表した。

 「クラブは、今シーズンの最後までミシャ監督と戦う決意をしました」と綴っている。

 4月26日にサポーターとオンラインミーティングを開催。そのなかで、クラブが伝えた目標は「5月までの試合で勝ち点7を積み上げ、降格圏を脱する」だった。実際には、勝ち点5、順位は19位と、目標に届かなかったものの、達成できなかった理由や課題をチーム内で共有し、選手の思いを再確認。「J1残留を成し遂げる方法を検討するに当たり、最も重要なことは実際にプレーする選手たちの想いだと考えた」ため、結果、現在のスタイルととものペトロヴィッチ監督を続投させることがJ1残留につながると判断したという。

 5月25日の鹿島アントラーズ戦(0-3)後、選手たちは自主的にミーティングを行い、ロッカールームで真剣に話し合ったという。「選手同士でより言うべきことを言い、要求し合う真のチームになろう。今のサッカースタイルを貫き、信じることがこの状況を脱する」と、選手は結論を出したようだ。

 これらを踏まえて今シーズンはペトロヴィッチ監督とやっていくことを確認。チームは再スタートを切っている。札幌は「この選手たちを信じつつ、クラブができることとして、より競争力を高め、J1残留につなげるための選手補強も検討しています」と今夏の補強を示唆。「経営状況もありますが、リーグ戦でのJ1残留を何よりも第一優先とし、ルヴァンカップや天皇杯なども含めて、今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えています」と、2018年から7年目に突入した“ミシャ政権”に残留を託す。

 クラブは「改めてファン・サポーターの皆さま、クラブにかかわる全ての皆さまとともに、選手、スタッフとで同じ方向を向き、同じ目標に向かって戦っていきたいと思います。この苦しい時こそ、一体感を持って前に進みたいと思います。引き続き、北海道コンサドーレ札幌へのご声援とご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします」と締めくくった。

 札幌はここまで16試合を終えて2勝5分9敗の19位と低迷している。(FOOTBALL ZONE編集部)