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 女優の鈴木保奈美(57)が、26日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、芸能活動再開のいきさつを語った。

 99年に「とんねるず」石橋貴明と結婚。出産、育児を経て11年に女優業に復帰した。復帰の理由について聞かれると、「いくつかあるんですけど」と前置き。「“仕事すればいいのに”って言ってくれていた友達が、病気であっという間に亡くなっちゃって。最後にそういう話をしないまま亡くなっちゃって、自分の中で後悔が残った」と明かした。

 その友人は、出版社の人を紹介するなどして、鈴木の活動再開の土台を作ろうとしてくれていたという。「私も何となく、“え〜?え〜?”なんてお茶を濁していたら、あっという間に亡くなってしまって…」。そのショックから鈴木も気落ちしてしまったといい、「自分が立ち直るためにも、動かなきゃダメだなって時期がちょっとありました」と打ち明けた。

 子育ても思いのほか早く落ち着いたという。「あとは、子供って意外と早く大きくなるなって。思ったより、子育てって30年も40年も続くものじゃないんだなって思って」。もともとドラマ好きでもあり、「今日の9時、(ドラマを)見たいから、早く寝かそうみたいな」と、子育てのモチベーションにもなっていたことも明かした。

 ドラマを見ていると、いい役どころを自分以外が演じていることがもどかしくなっていたという。「今見てもそうです。“ああ、いい役だな。どうしてこの役を私にやらせてくれないんだろう”って。もだえながら見てますね。“この役は…鈴木、どうでしょう?”みたいな」。すると、MCのムロツヨシは「赤名リカ(東京ラブストーリーの主人公)だったのに?」と驚いていた。

 毎週のように作品を見ているうちに、ドラマ愛もあらためて育まれたようで、「毎週楽しみにしていたから、テレビドラマっていいものだなって、あらためて思って」とも明かしていた。