マッチングアプリで知り合った人物から、うそのインターネットショップ経営を持ち掛けられた40代の女性が約3000万円をだまし取られました。

警察によりますと、広島県東広島市の会社員の女性(40代)は3月上旬、マッチングアプリで知り合った男とみられる人物から「ネットショップの経営を教えてあげるよ」とSNSでメッセージが送られてきました。

女性は「勉強ならいいか」と思い、本物そっくりに作られた偽サイトで登録料5万円を支払うと、ショップが立ち上がりました。

カスタマーサービスセンターを名乗る人物とSNSでやり取りを重ね、架空の商品仕入れをさせられるなど、28回にわたり合わせて約3000万円を振り込みだまし取られました。

偽サイト上では架空の商品を仕入れると画面上に陳列され、その商品が購入されたように見せかけられていたということです。

女性はハンドバッグや時計など最も多くて1度に500万円を支払ったほか、振込先は毎回違う口座で中には個人名義のものもあったということです。

県警はマッチングアプリやSNSで知り合った相手に1度も会わず金銭に関する話を持ち掛けられた場合は、安易に振り込まないよう注意を呼び掛けています。