敵地の罵声を歓声に変える特大弾 大谷翔平の今季第7号に米記者も興奮「ファンに告ぐ。オオタニにブーイングはするな」

写真拡大 (全2枚)

ブルージェイズ・ファンのブーイングに対して一発で応えた大谷。(C)Getty Images

 敵地のファンたちを“黙らせる”一打となった。

 現地時間4月26日に敵地で行なわれたブルージェイズ戦で、大谷翔平(ドジャース)は「2番・指名打者」で先発出場。初回に迎えた第1打席にライトへの特大の一発を放った。

【動画】ブーイングを切り裂いた!大谷翔平が今季7号アーチを放ったシーン

 この日、大谷は、昨オフに移籍の可能性が囁かれ、ドジャース入りが発表されるまで様々な噂が飛び交っていたブルージェイズの本拠地に移籍後初見参になった。ゆえに地元ファンからも割れんばかりのブーイングを受けていた。

 だが、そこは稀代のスーパースター。初回に巡ってきた初打席で、文字通り一発でブルージェイズ・ファンたちを黙らせた。

 一死走者なしで先頭打者として相手先発右腕のクリス・バシットと対峙した大谷は、カウント1-1からインコースに抜けた83.2マイル(約133.9キロ)のスライダーを強振。ライト方向へ高々と舞い上がったボールは長い滞空時間を経てスタンドに着弾した。

 持ち前のパワーでインコースの厳しいボールをスタンドに運んだ大谷。このブーイングを歓声に変えた偉才の“一発回答”には、現地アメリカの記者たちも大興奮だ。

 米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は「ブルージェイズを拒絶したことで、ファンから大ブーイングを浴びたショウヘイ・オオタニは、最初の打席でホームランを放ち、彼らを懲らしめた」と強調。さらにドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者も、次のようにリポートしている。

「ショウヘイ・オオタニがトロントでブーイングを浴びた。しかし、彼は最初の打席でホームランを打ってそれに応えた。他の28球団のファンに告ぐ。オオタニには決してブーイングをするな」

 この大谷の挨拶代わりの一発が呼び水となり、ドジャースは6回途中で11-1と大量リード。ブルージェイズ・ファンを沈黙させる展開としている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]