半裸とお尻の割れ目で世の男子を虜にし、濡れ場も披露…「中山美穂」の止まらない恋愛体質
中学生だったホリエモンの心を虜にした半裸や尻の割れ目
にわかに中山美穂に注目が集まっている。３月に出演した『芸能人格付けチェックBASIC〜春の３時間スペシャル〜』（テレビ朝日系）で54歳での金髪＆ショートパンツ姿を披露し話題を呼び、現在は全国ツアー「Miho Nakayama Concert Tour 2024 -Deux-」の真っ最中と、精力的に活動中だ。
中山は’70年３月１日生まれ、東京都出身。中学一年生のときに東京・原宿でスカウトされ、モデル活動などをしつつ’85年にドラマ『毎度おさわがせします』（TBS系）で女優デビュー。
中学生の性をコミカルに描いたこのドラマで中山は、半裸やお尻の割れ目も披露し、同年代の男子のハートを一気に鷲づかみにした。
ホリエモンこと堀江貴文もその一人で「当時中学生だった彼女のリアルおっぱいが地上波のテレビで流れた衝撃。都会の中学生はこんなことをしているのか…と。福岡の片田舎で童貞時代の妄想は限りなく膨らんでいったのである」（アサヒ芸能’09年12月３日）と、当時のインパクトを振り返っている。
アイドルから女優へ…
その後’85年の主演ドラマ『夏・体験物語』（TBS系）の主題歌『C』で歌手デビュー。これまで演じた役柄と重なり、異性とのABCを連想させるタイトルで世の男子の妄想を刺激するような一曲は17万枚のヒット。その後も’86年の『ツイてるねノッてるね』、『WAKU WAKUさせて』、’87年の『CATCH ME』、そして中山の代表曲となる’91年の中山美穂＆WANDS名義のシングル『世界中の誰よりきっと』などのヒットを連発。歌手としての地位も築いていく。
アイドルとして人気を集めていった中山だが、’90年のドラマ『すてきな片想い』、’91年の『逢いたい時にあなたはいない…』（共にフジテレビ系）などのトレンディドラマに出演し、徐々に女優としての評価も上昇。そして大きな転機となったのが’95年の岩井俊二監督の映画『Love Letter』だ。この作品で中山はブルーリボン賞、報知映画賞などで主演女優賞を獲得。アイドルから女優へと大きくイメージを転換させる作品となった。
その後も竹中直人監督の映画『東京日和』に主演、’98年にはドラマ『眠れる森』（フジテレビ系）で木村拓哉と共演、最高視聴率30.8％を記録し、雑誌『an・an』の「読者が選ぶ好きな女」ランキングで１位を獲得するなど、女優としての絶頂期に突入する。
恋多き女…電撃結婚の末、パリに
アイドルから大女優へと登りつめた中山は一方で、恋多き女としても知られていて「芸能記者が言う。『彼女はとにかくほれっぽい。すぐにのめり込んで、１人で舞い上がってしまうんです。恋をしている自分が好きなのか、男に振り回されて悩む自分に陶酔しているのか・・・・」（増刊！アサ芸’02年10月23日号）と言われるほど、多くの交際が報じられてきた。
結婚間近と報道されていた田原俊彦にはじまり、作曲家やスタイリストとの交際も報じられていたがいずれも破局。そして’01年に映画『サヨナライツカ』に主演するにあたり、原作者の辻仁成と出会い、そのわずか７ヵ月後にスピード結婚。
しかも入籍は関係者にはほとんど知らされておらず、突然のことだったようで、周囲は騒然となり一部では「電撃結婚『中山美穂』に芸能界追放の危機」（週刊新潮’02年７月25日号）と報じられ、このことが一因となったのか映画『サヨナライツカ』の製作は延期となる（’10年に公開）など、騒動を巻き起こした。その騒動から逃れたわけではないだろうが、この結婚で中山は辻と共にフランス・パリへ移住し、芸能活動をセーブするようになる。
パリ暮らしも…
’04年にはパリで長男を出産。母として子育てに奔走しながら「雑貨屋さんを覗いたり、静かな公園で休憩したり。小さな発見が楽しくて」（LEE’11年４月号）とパリでの生活を満喫している様子が伝えられていた。
しかし、そのパリでの暮らしも’14年に終わりを迎える。離婚の原因は「夫の“中性化”が『一つの原因』と胸中告白」（週刊文春’14年４月10日号）や「中山が渋谷氏（※音楽家・渋谷慶一郎）にのめりこんだ末の不倫が、離婚の決定的原因だったようだ」（週刊実話’14年11月13日号）と伝えられていて、ここでも中山の恋愛体質が浮き彫りになった。
自著『なぜなら やさしいまちが あったから』で「思春期からの数々の恋愛は、父親を求めるような戯れでもあった」と語っており、両親の離婚や幼少期は叔父の家に預けられていたなど、複雑な環境で育った彼女にとって、恋愛は恋人と父親を同時に求めるものだったのかもしれない。マツコ・デラックスも「ミポリンはちょっとズレた男選びをずっと繰り返しているのよね。で、オチがあの辻仁成（48※当時）との結婚ってわけ」（（EX大衆’08年４月号）と分析している。
復帰後は「大胆な濡れ場」が話題に…
離婚後は息子の親権は辻が持ち、シングルファーザーとして子育てをすることになり、中山は日本へ帰国。その後’14年のドラマ『プラトニック』（NHK BS）、’16年の『賢者の愛』（WOWOW）で大胆な濡れ場を演じ、その他単発ドラマやゲスト出演などで徐々に活動を活発にする。
やがて「日本に帰国した頃から、ずっと『やりたいやりたい』って思い続けてきたことが、音楽でした」（美ST’20年４月号）と言う通り、’19年に20年ぶりとなるアルバムをリリース、さらに’20年３月１日の50歳の誕生日にはこれも約20年ぶりとなる単独ライブを企画（新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止）、ベストアルバムをリリース、’23年に全国ツアーを開催するなど、音楽活動へ大きく舵を切っていった。
現在開催中の全国ツアーでは「公演中に『世界中の誰よりきっと』を皆さんに歌っていただくコーナーがあります！是非、歌詞を覚えてきてください！皆さんの”声”でコンサートを盛り上げてくださいね♪」（中山美穂公式ウェブサイト）と呼びかけられるなど、往年のファンの間でも盛り上がっているようだ。
かつて、前出の堀江には「正直歌唱力はイマイチなのにもかかわらず、あの独特の声色が皆の心の琴線に触れるのか」（アサヒ芸能’09年12月３日号）、中山と同じマンションに住んでいたというマツコ・デラックスにも「ミポリンには確実に女優としての価値があったの。ただし、歌さえ歌わなければ。とにかく歌は酷いからね」（EX大衆’08年４月号）と評されていた中山の歌。しかし、彼女の歌と歌声は今でも多くのファンに求められている。
取材・文：高橋ダイスケ
