自転車ロードレース、ドワルス・ドール・フラーンデレン。レースに臨むチーム・ビスマ・リースアバイクのワウト・ファン・アールト(2024年3月27日撮影)。(c)DAVID PINTENS / Belga / AFP

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【AFP=時事】自転車ロードレース、チーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)が27日、ワンデーレースのドワルス・ドール・フラーンデレン(Dwars Door Vlaanderen 2024)で集団落車に巻き込まれ、鎖骨と肋骨(ろっこつ)複数本を折るけがをした。

 クラッシュは時速約60キロで走行していた先頭集団で発生。落車したファン・アールトは別の選手にひかれ、痛みに悲鳴をあげながら救急車に乗せられた。着ていたウエアは破け、背中には大量の擦り傷ができていた。

 これで31日に行われるモニュメントのツール・デ・フランドル(Tour des Flandres 2024)と次週のパリ〜ルーベ(Paris-Roubaix 2024)は欠場が決まったが、複数のステージ勝利が期待される5月のジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2024)には間に合う可能性がある。ファン・アールトは、今夏のパリ五輪の個人タイムトライアルとロードレースでも金メダル候補としてみられている。

 レースはファン・アールトとチームメートのマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson、米国)が制し、今月初めのパリ〜ニース(Paris-Nice 2024)に続くタイトルを獲得した。

【翻訳編集】AFPBB News

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