漫画家・鳥山明さん、硬膜下出血により死去。尾田栄一郎、堀井雄二らもコメント発表。「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」「SAND LAND」など名作を多数発表、享年68歳

写真拡大

漫画家・鳥山明さんが、2024年3月1日に亡くなっていたことが株式会社バードスタジオ、株式会社カプセルコーポレーション・トーキョーの連名で発表された。

2024年3月8日正午、ドラゴンボール・オフィシャルXに投稿された発表によると、鳥山明さんは2024年3月1日、急性膜下出血のためお亡くなりになったそうだ。

ファン、関係者の皆さまへのお知らせhttps://t.co/JleA2lcI8l pic.twitter.com/f99XQFfLdF

- ドラゴンボールオフィシャル (@DB_official_jp) March 8, 2024

葬儀はすでに近親者のみで執り行われたとのこと。お別れの会などは現在未定で、決まり次第情報が公開されるそうだ。

「少年ジャンプ」公式サイトでは、業界関係者も追悼コメントを発表している。(以下、抜粋)

「ONE PIECE」原作者・尾田栄一郎さん「もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます。子供の頃から憧れすぎていて初めて名前呼んで貰えた日の事も覚えています。我々に「友達」という言葉を使ってくれた日の帰り道岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。」

「NARUTO」原作者・岸本斉史さん「ドラゴンボールが終わった時以上のとてつもない喪失感に襲われ...まだこの心の穴にどう対処すればよいのか分かりません。今は大好きなドラゴンボールも読めません」

「ドラゴンクエスト」ゲームデザイン・堀井雄二さん「鳥山さんとは、ボクが少年ジャンプのライターをやっていた頃からの知り合いで、担当編集者の鳥嶋さんの勧めもあり、ドラゴンクエストを立ち上げる時に、彼にゲームの絵を頼むことにしました。あれから37年余り、登場人物のキャラクターデザイン、モンスターデザイン、とても数えきれないほどの魅力的なキャラを描いていただきました。ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました。鳥山さん、故すぎやま先生は、ドラゴンクエストを長きに渡って作ってきた仲間でした」

盟友の漫画家・桂正和さん「もうくだらない話で長電話ができない事が、残念でしかたないです」

鳥山明さんは1955年4月5日誕生。1978年「週刊少年ジャンプ」にて読み切り「ワンダーアイランド」でデビュー。1980年に連載をスタートした「Dr.スランプ」、1984年に連載をスタートした「ドラゴンボール」はともに世界的な大ヒットを記録。並行して多数の短編・読み切り作品を発表。また「ドラゴンボール」終了後は、コンスタントに短期集中連載をこなすいっぽう、「ドラゴンクエスト」シリーズのパッケージイラスト、モンスター&キャラクターデザインを担当していた。

昨年夏には短期集中連載作品「SAND LAND」が劇場用アニメ化され、3月TVシリーズの配信もスタートする予定。2024年秋には鳥山さん自身がストーリーや設定などを手がける新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が予定されている。


心よりご冥福をお祈りいたします。


>> 漫画家・鳥山明さん、硬膜下出血により死去。尾田栄一郎、堀井雄二らもコメント発表。「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」「SAND LAND」など名作を多数発表、享年68歳 の元記事はこちら