コロナによる制限が緩和して、賑わいが戻ってきた2023年はより豊かな体験ができるアウトドアアイテムが人気を呼んだ。GetNaviヒットセレクションのレジャー部門から、本記事では、キャンプ場で存在感が光る「ブラックテント」、ソロキャンプをより充実させるキャンプギアとしてプロジェクター「Nabula Capsule 3 Laser」とプロジェクタースクリーン「ポータブル LOGOS シネマスクリーン」、そしてフルモデルチェンジを果たした 日産「セレナ e-POWER」の計4アイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2024年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが解説します

モータージャーナリスト 岡本幸一郎さん
軽自動車から高級車まで続々と登場する新型車のほぼすべてに試乗し、原稿の締め切りに追われる生活を送る。消費者目線の評価が身上。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

 

トラベルライター 澄田直子さん
国内外のガイドブックを中心に取材・編集を行うトラベルライター。最近は北から南まで日本の島を中心に活動。念願叶って初上陸した秘島、青ヶ島はやはりすごかったです!

 

本誌乗り物担当 上岡 篤
2023年は撮影絡みのキャンプしかできず残念。仮にデリカミニを所有したらどんな体験ができるのだろうと想像を膨らませて、2024年こそはキャンプに出かけようと計画中。

 

【ブラックテント】キャンプ場で目を引く漆黒のテント

2022年10月に同社公式サイトで発売を開始したところソロキャンパーを中心に人気を集め完売。2023年4月にはAmazonで販売が開始されたがこちらも売り切れ。現在のところ再販の予定は立っていないという。

売上:10/影響:8/市場開拓:8

 

キャンプ場で存在感が光る設営も簡単なワンポールテント

BlackishGear
BLACK TIPI
4万1800円
2022年10月発売

黒のキャンプギアにこだわる同ブランドが手掛けるテント。4隅をペグで固定し、メインポールを立ち上げるだけで簡単に設営可能。ブラックテントでは珍しい、ポリエステルとコットンを織り交ぜたTC材を使用する。

↑風合いが良く、高い遮光性と通気性を備えるTC素材を使用。撥水加工は施されているが、雨中での積極的な使用はNG

 

付属のパーツを活用してカスタマイズが可能

「付属のサブポールを使うことでキャノピーを持ち上げ前室スペースを作り出せるなど、カスタマイズ術が充実。自分だけの空間やスタイルを作り出せるのも人気の要因です」(上岡)

 

【ラグジュアリーソロキャンプ】ストイックなキャンプよりも優雅に楽しむソロキャンパーが増加

ソロキャンプ=身軽というのはひと昔前の話。最近目にするのが、ハイスペックなこだわりギアを揃えた、優雅なソロキャンパーの姿だ。ひとりぶんのギアだけ運べば良いので、収納性より性能にこだわるのも特徴。

売上:9/影響:9/市場開拓:9

 

ソロキャンプをより充実させるギアも続々登場

モバイルプロジェクター

アンカー・ジャパン
Nabula Capsule 3 Laser
実売価格11万9900円
2022年12月発売

50ml缶ほどのコンパクトサイズで、300ANSIルーメンの明るさとレーザー光源ならではの色合いを実現する。充電式バッテリー内蔵で、最長約2.5時間の再生が可能。

 

プロジェクタースクリーン

ロゴス
ポータブル LOGOS シネマスクリーン
7900円
2021年7月発売

屋外でも使えるプロジェクタースクリーン。同社独自のソーラーブロックコーティングを施した生地は遮光率100%を実現。上下にフレームが入っているので生地のたるみもない。

 

デザインも性能も妥協しない趣味の空間

「自由時間がたっぷりあるソロキャンプでは、好きなコンテンツを視聴するのも楽しい時間。ハイスペックな音響・映像機器を備え、優雅に楽しむ姿を多く目撃しました」(澄田さん)

 

【ミニバン】多くの人が待っていた日産自慢のe-POWER

2022年11月にフルモデルチェンジし、ガソリンモデルが先行発売。だが日産自慢のe-POWERを待っていた人は多く、受注開始から発売日までに2万台を突破した。その販売割合はセレナ全体の約半数を超える。

売上:10/影響:8/市場開拓:8

 

最上級グレードにはプロパイロット2.0も搭載

日産
セレナ e-POWER
319万8800円〜479万8200円
2023年4月発売

最新モデルでは安全運転支援技術の「プロパイロット」が全車標準装備。最上級の「e-POWER LUXION」ではミニバンでは世界初搭載となる、高速道路などでの手離し運転が可能な「プロパイロット2.0」が標準装備となる。

↑搭載されるe-POWERは1.4Lの発電用エンジンを持つ第2世代となる。トルクが太く、力強い走りが魅力だ

 

最新のe-POWERと先進の運転技術が魅力

「変幻自在の広い室内空間はもとより、進化したe-POWERが搭載され、プロパイロット2.0も選べるように。クルマ酔いを抑えるという走りの仕上がりにも注目です」(岡本さん)