2024年1月4日(木)スタートの連続ドラマ『夫婦の秘密』(BS-TBS/BS-TBS 4K 毎週木曜 午後11時〜11時54分)の製作発表会見が行われ、主演の臼田あさ美をはじめ、豊田裕大、山下幸輝、古川毅、桃月なしこ、剛力彩芽が役衣装の喪服姿で登壇した。

『夫婦の秘密』製作発表に登壇した 左から)Che’Nelle、山下幸輝、剛力彩芽、臼田あさ美、豊田裕大、古川毅、桃月なしこ

 

本作は、BS-TBSで22年10月期に放送され好評を博したドラマ『サワコ〜それは果てなき復讐』を手掛けた武井彩、蓼内健太によるオリジナル脚本。花屋を営む夫婦と近所でカフェを営む女店主、彼らを取り巻く人たちの一見、幸せそうな日常とは裏腹のダークサイドを描いていく物語だ。

 

本当の自分を隠して作り上げた偽りの幸せ、1通の手紙をきっかけに裂けていく夫婦、友人の絆。次々と明らかになる秘密と裏の顔を予想のつかない展開で描く。

 

主人公の穂花を演じた臼田は「みんな表の顔と裏の顔があるキャラクターで、どんな度合いかはそれぞれ違っていて。私自身、演じたことがないようなキャラクターで、みんなで助け合って最後まで乗り切ったなというのが気持ち」と現在の心境を。

 

続けて「第1話はみんなどんな人か分からなくなっていると思うので、皆さん推理していただくもよし、誰かの気持ちに感情移入して1人のキャラクターを中心に見ていただくもよしで、見どころ満載だと思います。後半にかけてどんどんストーリーが加速していくので最後までついてきてもらえたらなと思います」と作品をアピールした。

 

夫の雅道を演じた豊田は、見てほしいポイントとして初めて挑んだ泣きやキスシーンを挙げ「現場で戸惑いながら、監督と相談しながら、これで合っているのか、合っていないのか穂花さんにも相談して、助けていただきながら完成したシーンがたくさんあります」と。初挑戦となったキスシーンについて、記者から追及を受け「ドラマや映画のキスシーンを見て、手の置き方や首の角度などを事前に少し研究して頑張りました」と恥ずかしがりながらも裏話を明かした。

 

バリスタの真白を演じた山下が「ミステリアスで何を考えているか分からないので、せりふで伝えきれないところは顔や目で伝えなければいけないというのは意識しました」と役作りでこだわったことを明かすと、真白が働くカフェのオーナー・翠を演じた剛力は「山下さんの目がとても美しいので、お芝居の目が注目ポイント」と絶賛した。

 

雅道の友人の蒼太を演じた古川は「最初から最後まで秘密たっぷりの内容なので、その秘密をネタバレしないかヒヤヒヤしながらしゃべっている」と明かしながらも、「秘密の中に見える愛情だったり、いろんな部分を皆さんに知っていただいて、愛される作品になればいいなと思っています」と作品の魅力を紹介した。

 

穂花が経営する花屋でアルバイトをしている朱音を演じた桃月は「朱音はすごくかわいらしくて、口数も多く、他人に興味があるという明るいキャラクターで、私とは真逆だったので台本を頂いた時にテンション感は悩みました」と。豊田と同じく初めてキスシーンに挑んでおり「何度もリテイクさせるわけにはいかない、1発で決めなきゃというプレッシャーがある中で挑んだ結果、手で頭の後ろを支えるという男前なキスの仕方をしてしまったので、どういうふうに見えるかなと」と語った。

 

剛力は「オーナーだけでなく、パティシエという設定もあって。そういうシーンも出てきます」と。続けて注目してほしいポイントとして「キャラクターの濃い登場人物がたくさん出てくるので、一人一人の目線や立ち位置に立って、見るのも楽しいだろうなと思いますし、自分に置き換えて『自分ってこんな顔を持っていたっけ?』などありそうでなさそうなたくさんの感情が出てくるのでドキドキハラハラしていただけたらうれしいです」とアピールした。

 

ミステリー作品だが、撮影は和やかに進んだという本作。撮影現場でのムードメーカーが誰だったかという質問が投げかけられると、口々に臼田の名前が挙がり、山下は「現場がいい締まり方をしていて、すごく僕は居心地がよかったです」と感謝。古川は「家のセットでの撮影が多くて、ソファがあったんです。撮影が終わって、次のシーンまでちょっと待ちがあると真っ先に臼田さんがソファに横になっていて。そういうところも含めてふわっとしたリラックスした空間づくりをしてくださったので非常にありがたかったです」と明かした。

 

これに、臼田は「私が皆さんとご一緒するシーンが多いので。お芝居の緊張感を保ちつつ、できるだけリラックスしたほうがみんなのベストパフォーマンスにつながるのではないかなと思っていました」と主演として現場を引っ張っていた様子。

 

ここで、“裏の顔”を持つキャラクター設定にかけて、現場で感じた共演者の裏の顔を語っていくことに。臼田は「剛力さんは360度に目がついているんじゃないかというぐらいお芝居のことだけではなく、技術スタッフや助監督、演出チームのちょっとしたトラブルにもパッと反応していたり、そばでサポートしてくれて裏の顔というよりも、すごい顔を持っています」と明かした。

 

そんな剛力は豊田の名前を挙げ「現場で臼田さんたちに、『今どうやってお芝居したんですか?』と質問していたりして、すごい努力家の一面を見て、初心をあらためて思い出させていただけました」と感謝。さらに、臼田が山下の名前も挙げ「さりげなく上手なダンスを常にされていて、さっきも待っている間踊っていました」と明かすと、山下は「踊ってましたか!?」と驚き顔。実際に作品の主題歌が会場に流れるとリズムを刻んでいた。

 

来年の意気込みを問われた臼田は「今回、特に皆さんのすごく鮮度の高いお芝居を見させていただいて、 長くやったからできることもあるけれども、そうじゃないパワーもすごく感じ取ったので、 私自身、これからも何年やっても、ずっとそういう新鮮な気持ちと挑戦する気持ちを持っていたいなと思いました」と明かした。

 

さらに、男性陣から女性陣に向けて、花をプレゼントする場面も。豊田が臼田へ赤黒いバラを、山下から剛力へ黄色いカーネーションを、古川から桃月へ黄色いバラを渡し、それぞれの花言葉に表の意味と裏の意味があることに驚いていた。

 

また、会見終盤には、主題歌「SOS」を担当するChe’Nelleも会場に駆け付け、臼田と剛力がそれぞれ主題歌の魅力を語る場面も。Che’Nelleは「どんなに苦しくても、自分の中に愛があれば、人の中に愛があれば、それを乗り越えられる、そういう曲だと思います」とアピールした。

 

番組情報

木曜ドラマ23『夫婦の秘密』(全10話)

BS-TBS/BS-TBS 4Kで同時放送

2024年1月4日(木)スタート

毎週木曜 午後11時〜11時54分

※Tverで見逃し配信(放送翌日 金曜日正午配信)

 

<出演者>

野山穂香役:臼田あさ美

野山雅道役:豊田裕大

小野寺真白役:山下幸輝

栗原蒼太役:古川毅(SUPER★DRAGON)

三枝朱音役:桃月なしこ

黒岩涼介役:別府由来

水無瀬蘭役:大月美里果

水無瀬香子役:宮本真希

植村翠役:剛力彩芽

 

脚本:武井彩、蓼内健太

監督:守下敏行、本田大介、吉田和弘

プロデュース :鈴木早苗(BS-TBS)、有我健(BS-TBS)、巣立恭平(ROBOT)、小柳智則(EPISCOPE)

主題歌:「SOS」 Che’Nelle(avex trax)

製作:BS-TBS ROBOT

 

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