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 通常契約延長交渉の話題となると、やはり駆け引きがその話題の中心となってくるものだが、しかしながら2人のドイツ代表とバイエルン・ミュンヘンとの間では、おそらくそういったドラマは必要ないだろう。マヌエル・ノイアーとトーマス・ミュラーは共に、来夏まで契約を残している状態であり、そして共にクラブと互いに厚い信頼関係で結ばれた、クラブと深く精通した間柄でもあるのだ。ただたとえば後者にとっては来夏のユーロ以降ももう1年、高いレベルでのプレーをつづけていきたいと考えており、その点でいえば現在のバイエルンにおけるバックアップに甘んじる日々というのは、決して好材料と呼べるものではないだろう。

 しかしながらそれでもミュラーは部分的にはその事について理解も示しており、ベテラン選手としての自らの立場とクラブの考え方も受け入れているところ。トゥヘル監督は「現時点では決して満足するような出場機械を得られていなくとも、それでも私が高く評価していることにはかわりなくチームに好影響をもたらす存在だ」とコメント。そのリーダーシップからも「チームにとって欠かせない存在であり、クラブの象徴的存在で、現役のレジェンド。だからこそバイエルンは最大限に彼をリスペクトしている」と言葉を続けている。きっとその表れは年明けに、新たな契約として示されることになるはずだ。

トゥヘル監督、選手入れ替えを行わなかった理由を説明

 金曜夜に開催されたケルン戦では、トゥヘル監督は選手交代を一切行うことなく「そういう感覚がなかった。決して信頼していないということではなく、試合自体が非常に良かったし、完全にコントロールしていたから」と説明。「ミュラー起用のタイミングを常にはかっていた」が、フィジカルに長けたシュポ=モティングとケインのコンビがうまく機能していたこともあり、「テルやゲレイロにもチャンスはあったが接戦となってしまった」とその葛藤を強調。「選手たちにもこれは滅多にあることじゃないと伝えている。」と明かした。ちなみにバイエルンが最後に選手交代を行わなかったのは、
2年半前以上の2020/21シーズンのレヴァークーゼン戦でのことであり、それ以前は2010年12月に3−0で勝利したザンクトパウリ戦以来のことだった。

ノイアー、回復に自信

 特にこの交代なしが注目されることになった理由が、試合前の会見にて代表戦明けにもかかわらず金曜夜、しかもケルンとのアウェイゲームであることに、トゥヘル監督自身が苦言を呈していたため。その際に中国からの移動を指摘されていたキム・ミンジェはいきなりフル出場していたのだから、主将マヌエル・ノイアーも「韓国がいま何時かは知らないけど、夕方にここケルンでプレーできるというのは素晴らしい成果」とコメント。また自身にとっては足の負傷から徐々に回復への特別治療も軽減されるなど順調な回復をみせているところであり、この試合では特に危うい場面はそうなかったが「大事なのはどうプレーするか、ビルドアップするか。それが今日、僕たちの勝因にもなった」とこちらにも回復に自信を覗かせていた。