『ザ少年倶楽部』に出演を希望する男性に性加害をおこなったと告発された故・ジャニー喜多川氏

 寒々とした場所だ――。

「10月9日、NHKは放送センター内で故・ジャニー喜多川氏から性加害を受けたという男性の証言を放送しました。男性は2002年の秋に『ザ少年倶楽部』に出演するためダンスの練習をしていたところ、ジャニー氏に男性用トイレに連れて行かれ、性加害を受けたそうです」(社会部記者)

 本誌が報じたとおり、『ザ少年倶楽部』の楽屋だった西館7階のリハ室は、旧ジャニーズ事務所が占有する “聖域” だった。

「ジャニー氏が性加害をおこなったとすれば、この7階にある男性トイレ以外あり得ないでしょう。ただ、人の出入りが多いので『こんな場所で本当に性行為をしたのか』と訝しむ声もあります。局員が協力して封鎖しないと、利用者が入ってくるはずですからね。

 こうした報道を自らしたのは、旧ジャニーズとの “縁切り” 狙い。逆にいえば、これまではそれほど “蜜月” だったんです」(NHK関係者)

 被害者男性への対応をNHKに尋ねたところ「放送センター内で深刻な性被害を受けたという男性の証言を重く受け止めています」と回答した。

 NHK関係者も絶句するほど、公衆トイレより危険な “公共” トイレだったわけだ。